6 歳男児。咽頭痛のため耳鼻咽喉科を受診した。血液検査で抗ストレプトリジンO(ASO)抗体と抗ストレプトキナーゼ(ASK…
薬学理論問題(病態) 第165問
6 歳男児。咽頭痛のため耳鼻咽喉科を受診した。血液検査で抗ストレプトリジンO(ASO)抗体と抗ストレプトキナーゼ(ASK)抗体の上昇が認められ、A 群溶血性レンサ球菌(溶連菌)咽頭炎と診断された。A 群溶血性レンサ球菌(溶連菌)咽頭炎に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)空気感染が、主な感染経路である。
- (2)起因菌は、血液寒天培地上で溶血反応を示す。
- (3)特徴的な所見として、舌に白色の水疱を認めることが多い。
- (4)合併症として、急性糸球体腎炎を認めることがある。
- (5)自然治癒することはない。
正答 (2)(4)
正答は (2)と(4)。A 群溶連菌(化膿レンサ球菌)は血液寒天培地で β 溶血を示し、合併症として急性糸球体腎炎を起こすことがあります。
A 群溶連菌の感染から1〜3週間ほどたってから、免疫複合体による急性糸球体腎炎(血尿・浮腫・高血圧)やリウマチ熱が起こることがあります。ASO・ASK の上昇は、溶連菌に感染したことを示します。
【ほかの選択肢】
(1) 主な感染経路は飛沫感染と接触感染 誤り
(3) 特徴的な所見は、いちご舌、咽頭の発赤、口蓋の点状出血など。舌の白い水疱ではない 誤り
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(5) 自然に治ることもあるが、リウマチ熱などの合併症を防ぐため抗菌薬(ペニシリン系など)を十分な期間使う 誤り
【ポイント】
溶連菌の咽頭炎の後は、2〜3週間後に尿検査で腎炎がないかを確かめることがあります。
出典:第110回 薬剤師国家試験 問165(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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