50 歳男性。慢性腎臓病ステージ3b。脳梗塞急性期で経口摂取できず、3 日間末梢静脈栄養を投与していたが、栄養不足が懸念…

薬学実践問題(実務) 第236問

50 歳男性。慢性腎臓病ステージ3b。脳梗塞急性期で経口摂取できず、3 日間末梢静脈栄養を投与していたが、栄養不足が懸念されることから、主治医より完全静脈栄養(Total Parenteral Nutrition:TPN)の処方設計について薬剤師に相談があり、協働して実施することになった。処方を設計する際に、検討すべきこととして適切なのはどれか。2つ選べ。

正答 (1)(4)
正答は (1)と(4)。腎不全用のアミノ酸輸液は BCAA などの必須アミノ酸が多く、腎臓でのビタミン D の活性化が落ちて低カルシウム血症になりやすいためです。 慢性腎臓病ステージ3b(eGFR 30〜44)では、尿素窒素の負荷を減らすため、必須アミノ酸、特に分岐鎖アミノ酸(BCAA)を多く含む腎不全用のアミノ酸輸液を選びます。また、腎臓での 1α 位の水酸化が落ちて活性型ビタミン D が不足し、低カルシウム血症になりやすいので、活性型ビタミン D₃ 製剤を考えます。 【ほかの選択肢】 (2) 腎機能が落ちるとリンとカリウムがたまりやすく、高リン血症・高カリウム血症の危険がある。リン酸二カリウム製剤の追加は適さない 誤り
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(3) 腎機能低下では代謝性アシドーシスになりやすく、アルカローシスではない。塩化カリウムは高カリウム血症を悪くする 誤り (5) 腎不全が進むと高カリウム血症になりやすく、カリウムは制限する 誤り

出典:第110回 薬剤師国家試験 問236(厚生労働省 公表)出典元ページ

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