NDMA が検出されたメトホルミン塩酸塩を服用したことによるリスクは極めて低く、これまでに国内外において重篤な健康被害が…
薬学実践問題(実務) 第239問
NDMA が検出されたメトホルミン塩酸塩を服用したことによるリスクは極めて低く、これまでに国内外において重篤な健康被害が発生したとの報告はない。この患者に対する薬剤師の説明内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- (1)NDMA によるがんの発症には、閾値があること。
- (2)摂取したNDMA の量は、実質安全量を下回っていること。
- (3)他の同種同効薬に変更する必要があること。
- (4)血糖値が落ち着いていれば服用を止め、次回受診時に医師に報告すること。
- (5)必要に応じて、発がんリスクに関する情報を医師に提供できること。問240−241 ₂ 歳₈ ケ月女児。₁ 週間前から腹痛を訴えることがあり、今朝になって、嘔吐したため、近医を受診した。母親からの聞き取りでは、日頃から鉛を含む金属製アクセサリーを舐める癖があり、誤飲したおそれがあるとのことであった。レントゲン検査では異物は見当たらなかった。尿中のd︲アミノレブリン酸濃度は₁₀ mg/L と高値であった。また、血液検査では有核赤血球数の増加がみられ、赤血球遊離プロトポルフィリン濃度は₁₈₀ ng/dL(基準値₃₀~₈₆ ng/dL)、原子吸光光度計で測定した血中鉛濃度は₇₅ ng/dL であった。
正答 (2)(5)
正答は (2)と(5) です。
この設問は「適切なもの」を選ぶ形式です。つまり 「摂取したNDMA の量は、実質安全量を下回っていること。」と「必要に応じて、発がんリスクに関する情報を医師に提供できること。問240−241 ₂ 歳₈ ケ月女児。₁ 週間前から腹痛を訴えることがあり、今朝になって、嘔吐したため、近医を受診した。母親からの聞き取りでは、日頃から鉛を含む金属製アクセサリーを舐める癖があり、誤飲したおそれがあるとのことであった。レントゲン検査では異物は見当たらなかった。尿中のd︲アミノレブリン酸濃度は₁₀ mg/L と高値であった。また、血液検査では有核赤血球数の増加がみられ、赤血球遊離プロトポルフィリン濃度は₁₈₀ ng/dL(基準値₃₀~₈₆ ng/dL)、原子吸光光度計で測定した血中鉛濃度は₇₅ ng/dL であった。」の2つが正しい内容で、残りの選択肢には誤りが含まれています。
出典:第110回 薬剤師国家試験 問239(厚生労働省 公表)
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