62 歳女性。最近2 週間ほど、咳嗽・喀痰があり、微熱も続いていた。市販薬を継続服用していたが改善せず、呼吸器内科を受診…

薬学実践問題(薬理) 第265問

62 歳女性。最近2 週間ほど、咳嗽・喀痰があり、微熱も続いていた。市販薬を継続服用していたが改善せず、呼吸器内科を受診したところ、肺結核と診断された。処方は以下のとおりである。(処方1 )リファンピシンカプセル150 mg 1 回3 カプセル(1 日3 カプセル)1 日1 回 朝食前 30 日分(処方2 )イソニアジド錠100 mg 1 回2 錠(1 日2 錠)ピラジナミド原末 1 回1.5 g(1 日1.5 g)エタンブトール塩酸塩錠250 mg 1 回3 錠(1 日3 錠)1 日1 回 朝食後 30 日分処方1 及び処方2 のいずれかの薬物の結核菌に対する作用として、正しいのはどれか。2つ選べ。

正答 (1)(2)
正答は (1)と(2)。リファンピシンは DNA 依存性 RNA ポリメラーゼを、イソニアジドはミコール酸の合成を阻害します。 リファンピシンは細菌の DNA 依存性 RNA ポリメラーゼに結合して RNA 合成を止めます。イソニアジドはプロドラッグで、結核菌の酵素(KatG)で活性化され、細胞壁の成分であるミコール酸の合成を阻害します。ピラジナミドは菌体内でピラジン酸になって働き、エタンブトールはアラビノガラクタンの合成を阻害します。 【ほかの選択肢】 (3) トポイソメラーゼⅣと DNA ジャイレースの阻害はキノロン系(レボフロキサシンなど)で、処方にない 誤り
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(4) ATP 合成酵素の阻害はベダキリン(多剤耐性結核の薬)で、処方にない 誤り (5) 30S サブユニットに作用するのはストレプトマイシンなどアミノグリコシド系で、処方にない 誤り

出典:第110回 薬剤師国家試験 問265(厚生労働省 公表)出典元ページ

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