処方₁ の薬剤が持効性を示す機構として、正しいのはどれか。1つ選べ。…
薬学実践問題(薬剤) 第279問
処方₁ の薬剤が持効性を示す機構として、正しいのはどれか。1つ選べ。
- (1)インスリン分子を結晶化することで、溶解性を低下させた。
- (2)投与後、皮下組織において、インスリン分子が安定した可溶性のマルチヘキサマーを形成するようにした。
- (3)インスリン分子の等電点を改変することで、生理的なpH で微細な沈殿物を形成するようにした。
- (4)インスリン分子に脂肪酸を結合させることで、血中でアルブミンと複合体を形成するようにした。
- (5)インスリン分子をプロタミン硫酸塩との複合体とすることで、溶解速度を低下させた。問280−281 ₆₅ 歳男性。身長₁₆₅ cm、体重₆₀ kg。腹痛及び背部痛を訴え、近医を受診した。血中膵酵素及び腫瘍マーカー(CA₁₉︲₉、CEA)が高値であったため、超音波内視鏡検査を施行したところ、膵臓がんと診断された。治癒切除が不能と判断され、胆道ドレナージが施行された。その後、化学療法としてGnP 療法(ゲムシタビン・nab︲パクリタキセル併用療法)で治療を行うことになった。レジメン(GnP)点滴薬剤用量Day ₁Day ₈Day ₁₅Day ₂₂時間(処方₁ )₃₀ 分₁₂₅○○○(注)2アブラキサン点滴静注用mg/m生理食塩液で懸濁(処方₂ )₃₀ 分₁,₀₀₀○○○ゲムシタビン点滴静注用mg/m生理食塩液で溶解休薬○(注:パクリタキセル注射剤(アルブミン懸濁型))
正答 (4)
正答は (4) です。
この設問は「適切なもの」を選ぶ形式です。つまり 「インスリン分子に脂肪酸を結合させることで、血中でアルブミンと複合体を形成するようにした。」が正しい内容で、残りの選択肢には誤りが含まれています。
出典:第110回 薬剤師国家試験 問279(厚生労働省 公表)
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