50 歳女性。身長155 cm、体重48 kg。B 型肝炎の既往あり。起床時の手指関節のこわばり、肘関節、膝関節の痛みを…
薬学実践問題(法規) 第309問
50 歳女性。身長155 cm、体重48 kg。B 型肝炎の既往あり。起床時の手指関節のこわばり、肘関節、膝関節の痛みを主訴として受診し、関節リウマチと診断され、処方1 と処方2 の薬剤で治療していた。その後、炎症がコントロールできず、受診した際に注射薬の追加が提案されたが、患者から「自分で注射するのは怖い。病院内で点滴してほしい。」との要望があったため、処方3 が追加されることとなった。なお、処方3 の薬剤は、製造販売業者から卸売販売業者を経て、納入されたものである。(処方1 )メトトレキサートカプセル2 mg 1 回1 カプセル(1 日2 カプセル)毎週 日曜日 1 日2 回 8 時、20 時 4 日分(投与実日数)(処方2 )メトトレキサートカプセル2 mg 1 回1 カプセル(1 日1 カプセル)毎週 月曜日 1 日1 回 8 時 4 日分(投与実日数)(処方3 )点滴静注 アバタセプト(遺伝子組換え)点滴静注用(250 mg/バイアル 2 本) 500 mg生理食塩液100 mL1 日1 回 30 分かけて投与処方3 の関節リウマチ治療薬の規制に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)この薬剤を使用した医療機関の開設者の氏名及び住所は、卸売販売業者から製造販売業者に報告される。
- (2)直接の容器・被包には、白地に赤枠、赤字で「生物」の文字が記載されている。
- (3)取り扱う医療関係者は、使用対象者の氏名、住所等の記録を保存しなければならない。
- (4)製造販売業者は、製造に用いた生物による感染症に関する最新の論文を知ったときは、15 日以内に厚生労働大臣に報告しなければならない。
- (5)注意事項等情報(添付文書)又は直接の容器・被包には、製造に用いた生物の名称が記載されている。
正答 (1)(5)
正答は (1)と(5)。生物由来製品の販売業者は譲受先の医療機関の情報を承認取得者に提供し、添付文書等には原材料の生物の名称を記載します。
アバタセプトは生物由来製品(特定生物由来製品ではない)です。薬機法第68条の22第2項により、生物由来製品の販売業者は、病院・診療所の開設者などに販売したとき、その譲受人の氏名・住所などの情報を製造販売業者(承認取得者)に提供します。また、生物由来製品の注意事項等情報には、原材料である人その他の生物の部位等の名称(その生物の名称を含む)などを記載します。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(2) 生物由来製品の表示は、白地に黒枠・黒字の「生物」の文字。赤枠・赤字ではない 誤り
(3) 使用の対象者の氏名・住所などを記録するのは、特定生物由来製品を扱う医療関係者の義務 誤り
(4) 原材料による感染症の最新の論文などの知見は、感染症定期報告(法第68条の24)で評価して報告する。論文を知ってから15日以内の報告ではない 誤り
出典:第110回 薬剤師国家試験 問309(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「薬学実践問題(法規)」のほかの問題
- 2021年(令和3年) 第323問58 歳男性。不眠のため心療内科を受診し、以下の処方箋を持って保険薬局を訪れた。薬剤師が
- 2022年(令和4年) 第319問75 歳女性。一人暮らし。数年来処方1 で治療していた。1 ヶ月前に家の廊下で転倒し腰を
- 2023年(令和5年) 第315問64 歳男性。数年前からパーキンソン病と不眠症の治療を行っている。転居に伴い、家族に伴わ
- 2024年(令和6年) 第311問75 歳女性。7 日前に誕生日を迎えた。その少し前に、誕生日以降に使用できる医療保険証が
- 2026年(令和8年) 第306問50 歳男性。かかりつけの内科クリニックでコレステロール値が高いと指摘され、食事療法と運
- 2026年(令和8年) 第323問82 歳女性。身長 157 cm、体重 40 kg。大腸がんの治療で入院していたが、食事
スポンサーリンク

