著作権法に関し、次のうち、最も不適切なものは、どれか。…
著作権法・不正競争防止法 【著作権法・不正競争防止法】3
著作権法に関し、次のうち、最も不適切なものは、どれか。
- (1)音楽教室のレッスンにおける教師の演奏について、規範的観点から演奏の主体とされた音楽教室事業者と生徒の関係が、受講契約を締結すれば誰でも生徒としてレッスンを受講できるものである場合には、音楽教室事業者と生徒との間に個人的結合関係はなく、音楽教室事業者にとって生徒は不特定の者であり、生徒が少人数であったとしても、その演奏は演奏権の対象となる行為である。
- (2)政治家が家族に宛てた私信であって名宛人以外の者が読んだことのないものを、報道の中で引用することは、その引用が公正な慣行に合致し、引用の目的上正当な範囲内で行われるものであったとしても、著作権法上の適法な引用に当たらない。
- (3)録音技術を開発するために、音楽著作物を録音することは、その著作物が未公表のものであったとしても、著作権侵害に当たらない場合がある。
- (4)漫画Aの著作権を侵害してインターネット上にアップロードされている漫画Bが、漫画Aのパロディとして新たな創作性が加わっている作品である場合には、漫画Bが漫画Aの著作権を侵害してアップロードされていることを知りながらこれを受信して、私的使用を目的としてデジタル方式で複製をする行為は、漫画Aに関する著作権の侵害には当たらない。
- (5)美術の著作物の著作権の存続期間が満了した後は、その原作品の所有権者は、自由にその原作品を利用して使用・収益・処分でき、その利用行為の中には、その原作品を写真として再製することやそれを許諾することも含まれるから、所有権者の許諾なしに当該美術の著作物を撮影した写真を複製することはできない。
正答 (5)
正答は (5) です。
この設問は「適切でないもの」を選ぶ形式です。つまり 「美術の著作物の著作権の存続期間が満了した後は、その原作品の所有権者は、自由にその原作品を利用して使用・収益・処分でき、その利用行為の中には、その原作品を写真として再製することやそれを許諾することも含まれるから、所有権者の許諾なしに当該美術の著作物を撮影した写真を複製することはできない。」に誤りが含まれており、残りの選択肢は適切な記述として扱われています。
出典:2024年(令和6年度) 弁理士試験 短答式筆記試験 【著作権法・不正競争防止法】3(特許庁 公表)
スポンサーリンク

