鋳鉄製ボイラーについて、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラーの構造に関する知識 第3問
鋳鉄製ボイラーについて、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)温水ボイラーの温水温度は、120℃以下に限られる。
- (2)重力循環方式の蒸気ボイラーでは、給水管はボイラー本体の安全低水面の位置に直接取り付ける。
- (3)ポンプ循環方式の蒸気ボイラーの場合、返り管は安全低水面以下150mm以内の高さに取り付ける。
- (4)ウェットボトム式は、ボイラー底部に耐火材を必要としない構造となっている。
- (5)鋼製ボイラーに比べ、熱による不同膨張によって割れが生じやすい。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切でありません。
重力循環方式の蒸気ボイラーでも、給水管はボイラー本体に直接ではなく返り管に取り付けます。
鋳鉄はもろく、急な温度変化に弱い材料です。冷たい給水を本体へ直接入れると、その部分だけ急に冷えて割れます。いったん返り管に入れ、戻ってくる温水と混ぜてから本体へ送ります。
なお、ポンプ循環方式で返り管を安全低水面以下150㎜以内の高さに取り付ける、というのは正しい記述です。
【鋳鉄製ボイラー】
温水温度 120℃以下に限られる
重力循環方式の蒸気ボイラー 返り管はハートフォード式連結法により、
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安全低水面の位置で連結する
ポンプ循環方式の蒸気ボイラー 返り管は安全低水面以下150㎜以内の高さに
取り付ける
ウェットボトム式 ボイラー底部に耐火材を必要としない構造
弱点 鋼製ボイラーに比べ、熱による不同膨張によって割れが生じやすい
【ウェットボトム式とは】
底部まで水で満たされている構造
底が水で覆われているので、耐火材で守る必要がありません。また、底からも熱を受け取れるので、伝熱面積が増えます。
【不同膨張とは】
同じ物の中で、場所によって温まり方が違うこと
温まった側は伸び、冷たい側は伸びません。その差が割れを生みます。鋳鉄は伸びて逃げることができないので、そのまま割れます。
出典:二級ボイラー技士 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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