ボイラーのばね安全弁及び逃がし弁の調整並びに試験について、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラーの取扱いに関する知識 第17問
ボイラーのばね安全弁及び逃がし弁の調整並びに試験について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)安全弁の調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する。
- (2)安全弁が設定圧力になっても作動しない場合は、一旦、ボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、調整ボルトを緩めて、再度、試験する。
- (3)ボイラー本体に安全弁が2個ある場合は、1個を最高使用圧力以下で先に作動するように調整したときは、他の1個を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することができる。
- (4)エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より低い圧力に調整する。
- (5)最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切でありません。
エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力に調整します。低い圧力では、本体より先に吹いてしまいます。
エコノマイザは給水の側にあり、給水ポンプの吐出し圧力がかかります。その圧力はボイラーの圧力より高いので、本体と同じ設定ではふだんの運転で吹き続けることになります。
【安全弁・逃がし弁の調整と試験】
手順 調整ボルトを定められた位置に設定した後、圧力をゆっくり上昇
させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する
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作動しない場合 いったんボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、
調整ボルトを緩めて再度試験する
2個ある場合 1個を最高使用圧力以下で先に作動するように調整したときは、
他の1個を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することができる
複数のボイラー 最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する
【緩めると吹出し圧力が下がるわけ】
ばねが弁体を押し下げる力が弱くなる
設定圧力になっても吹かないなら、押さえが強すぎるということです。
【最も低いボイラーに合わせるわけ】
つながっている以上、圧力はどこも同じになる
いちばん弱いものが壊れない圧力に、全体をそろえます。
【過熱器用は本体より低い圧力に】
先に吹かせて、過熱器の中に蒸気を通す
出典:二級ボイラー技士 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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