ボイラーの容量、効率などについて、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラーの構造に関する知識 第3問
ボイラーの容量、効率などについて、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)ボイラー効率とは、全供給熱量に対する発生蒸気の吸収熱量の割合をいう。
- (2)蒸気の発生に要する熱量は、蒸気圧力、蒸気温度及び給水温度によって異なる。
- (3)蒸気ボイラーの容量(能力)は、最大連続負荷の状態で、1時間に発生する蒸発量で示される。
- (4)換算蒸発量は、実際の蒸発量を基準状態のときの蒸発量に換算したものである。
- (5)ボイラー効率を算定するときの液体燃料の発熱量は、一般に、水蒸気の潜熱を含んだ高発熱量を用いる。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でありません。
ボイラー効率を算定するときに用いる液体燃料の発熱量は、高発熱量ではなく低発熱量です。
燃料が燃えると水蒸気ができ、それは煙突から出ていきます。蒸発に使われた熱は取り戻せないので、はじめから差し引いた低発熱量で考えます。高発熱量を使えば、効率が実際より低く出ます。
【容量、効率などの用語】
ボイラー効率 全供給熱量に対する、発生蒸気の吸収熱量の割合
蒸気の発生に要する熱量 蒸気圧力、蒸気温度、給水温度によって異なる
蒸気ボイラーの容量 最大連続負荷の状態で、1時間に発生する蒸発量で示す
解説の続きをみる続きを閉じる
換算蒸発量 実際の蒸発量を、基準状態のときの蒸発量に換算したもの
【換算蒸発量とは】
同じ熱量を、100℃の水を100℃の蒸気に変えるのに使ったら何kgぶんか
圧力も給水温度も違うボイラー同士を、同じものさしで比べるための値です。
換算蒸発量 = 蒸発量 ×(発生蒸気の比エンタルピ − 給水の比エンタルピ)
÷ 2257
【ボイラー効率の求め方】
効率 = 蒸発量 ×(発生蒸気の比エンタルピ − 給水の比エンタルピ)
÷(燃料消費量 × 低発熱量)
【給水温度が効率に効くわけ】
温かい水を入れれば、蒸気にするまでに足す熱が少なくて済む
出典:二級ボイラー技士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「ボイラーの構造に関する知識」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第3問鋳鉄製ボイラーについて、適切でないものは次のうちどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第1問伝熱について、適切でないものは次のうちどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第9問低圧ボイラーの自動制御における制御量とそれに対する操作量との一般的な組合せとして、適切で
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第7問ボイラーの給水系統装置について、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第5問貫流ボイラーに関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第3問ボイラーの伝熱面、燃焼室及び燃焼装置に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか
スポンサーリンク

