鋼製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の安全弁に関するAからDまでの記述で、法令上、定められていないもののみを全て挙げた組…
関係法令 第38問
鋼製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の安全弁に関するAからDまでの記述で、法令上、定められていないもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。A 貫流ボイラー以外の蒸気ボイラーの安全弁は、ボイラー本体の容易に検査できる位置に直接取り付け、かつ、弁軸を鉛直にしなければならない。B 貫流ボイラーに備える安全弁については、当該ボイラーの最大蒸発量以上の吹出し量のものを過熱器の出口付近に取り付けることができる。C 伝熱面積が100m²以下の蒸気ボイラーには、安全弁を1個備えなければならない。D 過熱器には、過熱器の出口付近に過熱器の圧力を常用圧力以下に保持することができる安全弁を備えなければならない。
- (1)A,B
- (2)A,B,D
- (3)A,C,D
- (4)B,C
- (5)C,D
正答 (5)
正答は (5)。C,Dが定められていません。
【C 定められていない】
安全弁を1個としてよいのは、伝熱面積が100m²以下ではなく、50m²以下の蒸気ボイラーです。
原則は2個以上。小さいものだけが1個でよい、という決まりです。
【D 定められていない】
過熱器に備える安全弁が保持するのは、過熱器の「圧力を常用圧力以下」ではなく、「温度を設計温度以下」です。
条文は「過熱器の出口付近に過熱器の温度を設計温度以下に保持することができる安全弁」と定めています。過熱器で困るのは、蒸気の流れが止まって管が焼けることなので、圧力ではなく温度で書かれています。
解説の続きをみる続きを閉じる
【A 定められている】
貫流ボイラー以外の蒸気ボイラーの安全弁は、ボイラー本体の容易に検査できる位置に直接取り付け、かつ、弁軸を鉛直にしなければなりません。
【B 定められている】
貫流ボイラーに備える安全弁は、最大蒸発量以上の吹出し量のものを過熱器の出口付近に取り付けることができます。
【弁軸を鉛直にするわけ】
傾いていると、弁体の重みが弁座に偏ってかかる
当たりが不均一になり、漏れたり、決まった圧力で吹かなくなったりします。
【過熱器の出口付近に付けるわけ】
安全弁が吹いたとき、過熱器の中を蒸気が通り抜ける
入口に付けると、そこから蒸気が逃げて過熱器には流れが来ません。空だきになった過熱器は、たちまち焼損します。
出典:二級ボイラー技士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「関係法令」のほかの問題
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第38問鋳鉄製温水ボイラー(小型ボイラーを除く。)に取り付けなければならない附属品として法令に定
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第36問ボイラー(小型ボイラーを除く。)の検査及び検査証に関する記述について、法令上、適切でない
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第34問次の文中の[ ]内に入れるA及びBの語句の組合せとして、該当する法令の内容と一致するも
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第32問次の文中の[ ]内に入れるAからCまでの数値又は語句の組合せとして、該当する法令の内容
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第40問法令上、起動時にボイラー水が不足している場合及び運転時にボイラー水が不足した場合に、自動
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第38問次の文中の[ ]内に入れるAからCまでの数値又は語句の組合せとして、該当する法令の内容
スポンサーリンク

