ボイラーの胴の溶接で、AからDまでの部分のうち重ね溶接を行うことができるもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。…

ボイラーの工作及び修繕方法に関する知識 第8問

ボイラーの胴の溶接で、AからDまでの部分のうち重ね溶接を行うことができるもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。A 管台の取付部B 強め材の取付部C 板厚が16㎜の胴の長手継手D それぞれの板厚が16mmの胴と鏡板との周継手

正答 (1)
正答は (1)。A,B です。 重ね溶接(重ね継手)は、板を重ねて周囲をすみ肉で留める継手です。根元に溶け込まない部分が残るので、力を受け止める本体の継手には向きません。 【確実に重ね溶接ができるもの】 A 管台の取付部 B 強め材の取付部 管台、強め材、当て金、裏当金、ドームなどの取付部は、胴そのものの強さを受け持つ継手ではありません。 【確実にできないもの】 C 板厚が16㎜の胴の長手継手 長手継手は周方向の引張応力を受け、その応力は周継手の2倍になります。ボイラーでいちばん厳しい継手なので、厚さにかかわらず重ね溶接は認められません。
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【Dについて】 D それぞれの板厚が16mmの胴と鏡板との周継手 胴の周継手(鏡板の取付け継手を含む)については、板の厚さが16mm以下なら重ね溶接ができる、という線引きが別の回(令和6年10月の問8)で問われ、そこでは「厚さ16mmの胴と厚さ16mmの鏡板との周継手」を差し支えないものとしています。この回の正答はA,Bで、Dを含む「A,B,D」の組合せは選択肢にありません。Dの扱いは回によってそろっていないので、確実に言えるA・B(取付部はできる)とC(長手継手はできない)から組合せを選びます。 【試験で使える判断の順番】 取付部(管台、強め材、当て金、裏当金、ドーム) → できる 胴の長手継手                 → できない 胴の周継手    → 板厚を見る。16mmを超えれば、できない 長手継手と取付部は、どの回でも扱いが変わりません。まずこの二つで選択肢をふるいにかけ、残った組合せから選びます。 【重ね溶接が弱いわけ】 重ねた板の間に、溶けていないすき間が残る そのすき間の先が切欠きと同じ働きをし、引張りを受ければそこから割れが進みます。 【重ね部の決まり】 重ね部の長さは、薄いほうの板の厚さの4倍以上(最小25mm) 重ね部には、原則として外気に通じる空気抜き穴を設ける

出典:普通ボイラー溶接士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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