次の図中(突合せ溶接継手)に示すA部(斜線部)の名称として、最も適切なものはどれか。…

溶接棒及び溶接部の性質の概要に関する知識 第24問

次の図中(突合せ溶接継手)に示すA部(斜線部)の名称として、最も適切なものはどれか。

普通ボイラー溶接士 2024年下半期(2025年4月公表) 第24問の図
正答 (5)
正答は (5)。ボンド部です。 図の斜線部Aは、溶接金属と母材(熱影響部)との境界を指しています。この境目をボンド部(融合部)といいます。 【溶接部の呼び分け】 溶着金属 溶接棒が溶けて付いた金属 溶接金属 溶着金属と、溶けた母材とが混じり合って固まった金属 ボンド部 溶接金属と母材との境界 熱影響部 溶けてはいないが、熱で組織が変わった母材の部分 溶接部  溶接金属、ボンド部、熱影響部をまとめた呼び方 【中心から外へ向かって並べる】 溶接金属 → ボンド部 → 熱影響部 → もとのままの母材
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【ボンド部が弱点になるわけ】 溶けた側と溶けなかった側が、急に切り替わる 組織も結晶の大きさも急に変わるので、じん性が落ちやすく、融合不良やビード下割れが出やすい場所です。 【熱影響部で起きること】 溶接金属に近い側  結晶が粗くなり、焼きが入って硬くなる 少し離れた側    焼ならしのように結晶が細かくなる さらに離れた側   焼なましのように軟らかくなる 【選択肢の紛らわしさ】 「溶接部」は全体を指す広い言葉 A部は境界を指しているので、広い呼び方では答えになりません。いちばん狭く、その場所だけを指す言葉を選びます。 【予熱がボンド部に効くわけ】 冷える速さがゆるめば、急な組織の変化が和らぐ 予熱、後熱、多層溶接の焼ならし効果は、いずれもこの部分のじん性を守るために効きます。

出典:普通ボイラー溶接士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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