軟鋼用被覆アーク溶接棒の心線について、AからDまでの記述うち、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。…

溶接棒及び溶接部の性質の概要に関する知識 第21問

軟鋼用被覆アーク溶接棒の心線について、AからDまでの記述うち、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。A 心線の化学成分やその均一性は、溶接部の性質及び継手の性能に影響する。B 心線は、ブローホールなどを防ぐため、不純物の少ない高炭素鋼を素材として作られる。C 心線に含まれるけい素は、その量を増すと、伸びや衝撃値を増すが、溶接金属の硬さや強度は減少する。D 心線に含まれるりんは、有害成分で、その量が増すと、溶接金属の機械的性質や耐割れ性を悪化させる。

正答 (3)
正答は (3)。A,D が適切です。 【適切なもの】 A 心線の化学成分やその均一性は、溶接部の性質及び継手の性能に   影響する D 心線に含まれるりんは有害成分で、その量が増すと機械的性質や   耐割れ性を悪化させる 【BとCの誤り】 B 心線は低炭素鋼を素材として作られる。高炭素鋼ではない C けい素は、量を増すと硬さや強度が増し、伸びや衝撃値が   減る。逆に書かれている 心線に炭素を多く入れると、溶接部が急に冷えたときに硬くなりすぎ、硬化割れが出ます。だから一般の炭素鋼材よりも炭素を減らした、不純物の少ない低炭素鋼を使います。
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【心線に入る成分の働き】 炭素   多いと硬く強くなるが、割れやすくなる。少なめにする けい素  硬さと強度を増し、伸びと衝撃値を減らす マンガン 結晶粒の粗大化を防ぎ、硬さ・強度・じん性を増す 硫黄   有害。多いと機械的性質と耐割れ性が落ちる りん   有害。多いと機械的性質と耐割れ性が落ちる 硫黄とりんは、そろって有害です。ここだけは迷いません。 【けい素とマンガンの違い】 けい素  伸びとじん性を下げる マンガン じん性を上げる どちらも強くする成分ですが、ねばりに対する働きが逆です。

出典:特別ボイラー溶接士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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