防じんマスクの選択、使用などに係る留意点に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。…
溶接作業の安全に関する知識 第34問
防じんマスクの選択、使用などに係る留意点に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)事業者から選任された「保護具着用管理責任者」は、防じんマスクの適正な選択、使用に関する指導及び保守管理を行う。
- (2)防じんマスクが型式検定合格標章により型式検定合格品であることを確認する。
- (3)着用する前に、吸気弁、面体、排気弁、締めひもなどの破損、亀裂又は著しい変形がないか点検する。
- (4)着用に当たっては、顔面への密着性を良くするため接顔メリアスなどを当てる。
- (5)使用中に息苦しさを感じた場合には、ろ過材を交換する。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切でありません。
面体の接顔部に接顔メリヤス(メリアス)などを当ててはいけません。
当てると、そこにすき間ができて密着性が悪くなり、汚れた空気が漏れ込みます。「密着性を良くするため」というのは、まったく逆です。
【ほかの選択肢】
(1) 事業者から選任された「保護具着用管理責任者」は、防じんマスク
の適正な選択、使用に関する指導及び保守管理を行う 正しい
(2) 防じんマスクが型式検定合格標章により型式検定合格品であること
を確認する 正しい
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(3) 着用する前に、吸気弁、面体、排気弁、締めひもなどの破損、
亀裂または著しい変形がないか点検する 正しい
(5) 使用中に息苦しさを感じた場合には、ろ過材を交換する 正しい
【密着が命であるわけ】
どれだけ性能の良いろ過材でも、横から漏れれば意味がない
顔に合ったサイズを選び、しめひもを正しく締め、漏れがないかを確かめてから作業に入ります。ひげや眼鏡のつるも、密着を妨げます。
【息苦しくなったら交換するわけ】
ろ過材に粉じんがたまり、目が詰まっている
無理に吸うと、面体のすき間から汚れた空気が漏れ込みます。
【防じんマスクが使えない場合】
酸素濃度が18%未満の場所
有毒なガスや蒸気が存在する場所
防じんマスクは、空気中の粒をろ過材でこし取るだけの道具です。酸素を増やすことも、ガスを取り除くこともできません。
【三つのマスクの使い分け】
防じんマスク 粒(粉じん、ヒューム、ミスト)をこし取る
防毒マスク ガスや蒸気を吸収缶で吸着する
送気マスク・空気呼吸器 外から空気を送る、または背負う
【換気が先】
マスクは最後の手段
局所排気装置などでヒュームそのものを減らすのが先です。
出典:特別ボイラー溶接士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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