揚貨装置などの運転及び玉掛けの業務に関する記述として、法令上、正しいものは次のうちどれか。…
関係法令 第11問
揚貨装置などの運転及び玉掛けの業務に関する記述として、法令上、正しいものは次のうちどれか。
- (1)限定なしのクレーン・デリック運転士免許で、制限荷重8tの揚貨装置の運転の業務に就くことができる。
- (2)揚貨装置運転士免許で、岸壁に設けられたつり上げ荷重7tの荷役用クレーンの運転の業務に就くことができる。
- (3)揚貨装置の運転の業務に係る特別教育の受講で、制限荷重5.9tの揚貨装置の運転の業務に就くことができる。
- (4)玉掛け技能講習の修了で、制限荷重4.9tの揚貨装置で行う1tの荷の玉掛けの業務に就くことができる。
- (5)玉掛けの業務に係る特別教育の受講で、制限荷重2.9tの揚貨装置で行う0.5tの荷の玉掛けの業務に就くことができる。
正答 (4)
正答は (4)。これが法令上、正しい記述です。
玉掛け技能講習を修了していれば、制限荷重4.9tの揚貨装置で行う玉掛けの業務に就けます。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 限定なしのクレーン・デリック運転士免許でも、揚貨装置は
運転できません。制限荷重8tなら揚貨装置運転士免許が要る
(2) 揚貨装置運転士免許では、岸壁のクレーンは運転できません
(3) 特別教育で就けるのは制限荷重5t未満。5.9tでは
免許が要ります
(5) 制限荷重2.9tの装置は1t以上なので、荷が0.5tでも
解説の続きをみる続きを閉じる
玉掛け技能講習が要ります。特別教育では足りません
【揚貨装置の運転の資格】
制限荷重 5t以上 揚貨装置運転士免許
制限荷重 5t未満 特別教育
境目は5tです。5.9tは5t以上なので免許が要ります。5.9 という紛らわしい数字が置かれていますが、5を超えているかどうかだけ見ます。
【玉掛けの資格】
制限荷重(つり上げ荷重)1t以上の装置 → 技能講習
制限荷重(つり上げ荷重)1t未満の装置 → 特別教育
ここで見るのは装置の能力であって、実際につる荷の重さではありません。(5)は「0.5tの荷」という軽さに目を向けさせていますが、装置が2.9tなので技能講習が要ります。
【免許は乗り入れない】
揚貨装置運転士免許 → 揚貨装置だけ
クレーン・デリック運転士免許 → クレーンとデリックだけ
どんな場所で使うかではなく、機械の種類で決まります。船の荷役に使う岸壁のクレーンでも、揚貨装置の免許では動かせません。逆に、クレーンの免許で揚貨装置も動かせません。
【まとめ】
運転 装置の制限荷重で決まる(境目は5t)
玉掛け 装置の制限荷重で決まる(境目は1t)
どちらも荷の重さではなく、装置の能力で決まります。
出典:揚貨装置運転士 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「関係法令」のほかの問題
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第12問港湾荷役作業に関するAからDまでの記述について、法令に定められているもののみを全て挙げた
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第20問次の文章は揚貨装置運転士免許証に係る法令条文を抜粋したものであるが、この文中の[ ]内
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第18問揚貨装置の取扱いなどに関するAからDまでの記述について、法令上、誤っているもののみを全て
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第16問船内荷役作業主任者(以下、本問において「作業主任者」という。)の選任及び職務に関する記述
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第14問港湾荷役作業における、「当該作業に従事する者」の立入り、通行及び作業に関するAからEまで
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第13問揚貨装置の玉掛けに用いるワイヤロープの安全係数の説明として、法令上、正しいものは次のうち
スポンサーリンク

