内燃機関に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。…
原動機及び電気に関する知識 第30問
内燃機関に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- (1)内燃機関は、始動回転力(トルク)が大きいため、負荷したままでも始動することができる。
- (2)ディーゼル機関は、常温常圧の空気の中に高温高圧の軽油や重油を噴射して燃焼させる。
- (3)4行程式のディーゼル機関は、吸入行程、爆発行程、圧縮行程及び排気行程の順序で作動する。
- (4)2行程式のディーゼル機関は、クランク軸が2回転するごとに1回の動力を発生するものであるから、同じ大きさの機関の場合には、その馬力は4行程式機関の2倍となる。
- (5)内燃機関は、逆転運転が簡単にできないため、摩擦クラッチ及び歯車の切替えにより、起動、停止、正転及び逆転の作動を行う。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切です。
内燃機関は逆転運転が簡単にできないので、摩擦クラッチと歯車の切替えで、起動、停止、正転、逆転を行います。
電動機なら電源の2線を入れ替えれば逆に回りますが、内燃機関はそうはいきません。回転の向きを変える仕掛けを外に持つ必要があります。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 内燃機関は始動回転力(トルク)が小さいため、負荷した
ままでは始動できない
(2) ディーゼル機関は、高温高圧の空気の中に軽油や重油を
噴射する。空気と燃料が入れ替わっている
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(3) 4行程式は、吸入 → 圧縮 → 爆発 → 排気の順。
爆発と圧縮が入れ替わっている
(4) 2行程式は、クランク軸が1回転するごとに1回の動力を
発生する。「2回転ごと」は4行程式の話
【ディーゼル機関の着火】
空気を強く圧縮すると、温度が上がる
そこへ燃料を噴射すると、自然に着火する
空気を熱くするのであって、燃料を熱くするのではありません。点火プラグが要らないのは、このためです。
【4行程式と2行程式】
4行程式 クランク軸2回転で1回の動力
2行程式 クランク軸1回転で1回の動力
同じ回転数なら、2行程式は4行程式の2倍の回数だけ爆発します。
(4)は回転数の説明だけが逆で、馬力が2倍という結論の部分は
合っています。結論が正しそうに見えても、途中が違えば誤りです。
【4行程の順序】
吸入 → 圧縮 → 爆発(膨張) → 排気
吸った空気を圧縮しなければ、着火しません。圧縮が爆発より先なのは、理屈で分かります。
【始動トルクが小さい】
いったん回してやらないと動き出せない
だから負荷をかけたままでは始動できません。クラッチを切ってから始動します。
出典:揚貨装置運転士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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