港湾荷役作業に関する記述として、法令に定められていないものは次のうちどれか。…
関係法令 第11問
港湾荷役作業に関する記述として、法令に定められていないものは次のうちどれか。
- (1)港湾荷役作業を開始する前に、当該作業が行われる船倉の内部、ばく露甲板の上又は岸壁の上にある荷の中に、塩素、シアン酸、四アルキル鉛等急性中毒を起こすおそれのある物、腐食性液体その他の腐食性の物、火薬類又は危険物が存するかどうかを調べなければならない。
- (2)揚貨装置等を用いて、船倉の内部から荷を巻き上げ、又は船倉の内部へ荷を巻き卸す作業を行うときは、当該作業を開始する前に、ハッチビーム又は開放されたちょうつがい付きハッチボードの固定の状態について点検しなければならない。
- (3)同一の船倉の内部においては、原則として、同時に異なる層で作業を行ってはならない。
- (4)船倉の内部の小麦、大豆、とうもろこし等ばら物の荷を卸す作業を行う場合において、荷の移動を防止するための隔壁が倒壊することにより、当該作業に従事する労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、当該隔壁が確実に取り付けられていることを確認した後でなければ、当該作業に労働者を従事させてはならない。
- (5)揚貨装置等を用いて、綿花、羊毛、コルク等でベール包装により包装されているものの巻上げの作業を行うときは、労働者に、当該包装に用いられている帯鉄、ロープ又は針金にスリングのフックをかけさせてはならない。
正答 (4)
正答は (4)。これが法令に定められていません。
ばら物の荷を卸す作業で、隔壁が倒壊し、又は落下するおそれがあるときに法令が求めているのは、当該隔壁が取りはずされた後でなければ、作業に労働者を従事させないことです。「確実に取り付けられていることを確認した後でなければ」ではありません。
取り付けておくのではなく、取り除いてから作業させます。倒れてくるかもしれないものを残したままでは、確かめたところで危険はなくなりません。
【ほかの選択肢】
(1) 港湾荷役作業を開始する前に、荷の中に急性中毒を起こす
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おそれのある物、腐食性の物、火薬類、危険物が存するかを
調べる 定められている
(2) 船倉の内部から荷を巻き上げる作業を行うときは、開始する
前に、ハッチビーム等の固定の状態を点検する
定められている
(3) 同一の船倉の内部においては、原則として、同時に異なる層で
作業を行ってはならない 定められている
(5) ベール包装のものの巻上げでは、包装の帯鉄、ロープ、針金に
スリングのフックをかけさせてはならない 定められている
【シフチングボードとフィーダボックス】
シフチングボード ばら物が片寄って船が傾くのを防ぐ隔壁
フィーダボックス ばら物が沈み込んだ分を補うための箱
荷を卸していくと支えがなくなり、倒れてくることがあります。
【「確認」と「固定」の違い】
確認 見て確かめるだけ
固定 実際に動かないように留める
法令は危険が分かったら、取り除くことを求めます。
【上下での同時作業】
原則として禁止
ただし、防網等の落下防止設備を設ければ行える
上から物が落ちれば、下にいる人に当たるからです。
【港湾荷役で「開始する前」にやること】
危険物等が存するかの調査
ハッチビーム等の固定の状態の点検
揚貨装置の作動状態の点検
玉掛用具の点検
出典:揚貨装置運転士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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