クレーンの給油及び点検に関するAからEまでの記述として、適切なもののみを全てあげた組合せは(1)~(5)のうちどれか。…
クレーン及びデリックに関する知識 第6問
クレーンの給油及び点検に関するAからEまでの記述として、適切なもののみを全てあげた組合せは(1)~(5)のうちどれか。A ワイヤロープは、シーブ通過による繰り返し曲げを受ける部分、ロープ端部の取付け部分などに重点を置いて点検する。B 潤滑油としてギヤー油を用いた減速機箱は、箱内が密封されているので、油の交換は不要である。C 給油装置は、配管の穴あき、詰まりなどにより給油されないことがあるので、給油部分から古い油が押し出されている状態などにより、新油が給油されていることを確認する。D 軸受へのグリースの給油は、転がり軸受では毎日1回程度、平軸受(滑り軸受)では6か月に1回程度の間隔で行う。E グリースカップ式の給油方法は、グリースカップから一定の圧力で自動的にグリースが圧送されるので、給油の手間がかからない。
- (1)A,B,C
- (2)A,C
- (3)B,C,D
- (4)B,D,E
- (5)C,E
正答 (2)
正答は (2)。A,Cが適切です。
【B 適切でない】
ギヤー油を用いた減速機箱でも、油の交換は必要です。
密封されていても、油は熱と金属粉で劣化します。密封は、ごみの侵入と油漏れを防ぐためであって、油が傷まないという意味ではありません。
【D 適切でない】
間隔が逆です。平軸受(滑り軸受)が毎日1回程度、転がり軸受は6か月に1回程度です。
平軸受は軸と軸受が直接こすれ合うので、油膜を絶やせません。転がり軸受は玉やころが転がるだけなので、間隔が長くて済みます。
【E 適切でない】
グリースカップ式は自動ではありません。カップにグリースを詰めておき、ふたを手でねじ込んで押し出す方式です。自動で圧送されるのは集中給油式のほうです。
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【A 適切】
ワイヤロープは、シーブ通過による繰り返し曲げを受ける部分、ロープ端部の取付け部分などに重点を置いて点検します。
【C 適切】
給油装置は配管の穴あきや詰まりで給油されないことがあるので、給油部分から古い油が押し出されている状態などにより、新油が給油されていることを確認します。
【重点を置く場所が決まっているわけ】
傷むところは、決まっている
シーブを何度も通る部分は、曲げが繰り返されて素線が切れます。端末の取付け部は、力が集中します。全体を漫然と見るより、傷む場所を先に見るほうが確実です。
出典:クレーン・デリック運転士(限定なし) 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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