クレーンの電動機に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。…
原動機及び電気に関する知識 第23問
クレーンの電動機に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- (1)三相誘導電動機の固定子の構造は、かご形では太い導線(バー)がかご形に配置され、巻線形では三層の巻線になっている。
- (2)かご形三相誘導電動機は簡単な構造であるが、スリップリングの保守が必要である。
- (3)整流子を有する直流電動機では、界磁と呼ばれる回転子に給電するため、電機子又はアーマチュアと呼ばれる給電機構が使用される。
- (4)三相誘導電動機の回転子は、固定子の回転磁界により回転するが、負荷がかかると同期速度より12~15%程度遅く回転する性質がある。
- (5)三相誘導電動機の同期速度は、周波数を一定とすれば、極数が少ないほど速くなる。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切です。
三相誘導電動機の同期速度は、周波数を一定とすれば、極数が少ないほど速くなります。
同期速度 = 120 × 周波数 ÷ 極数
極数は分母にあります。分母が小さいほど、答えは大きくなります。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) かご形の太い導線(バー)がかご形に配置されているのは、
固定子ではなく回転子
(2) かご形にはスリップリングがない。保守が必要なのは巻線形
(3) 直流電動機では、固定子が界磁、回転子が電機子(アーマチュア)。
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説明が入れ替わっている
(4) 負荷がかかったときの遅れ(すべり)は、12〜15%ではなく2〜5%
【計算例(60Hz)】
2極 → 120 × 60 ÷ 2 = 3600rpm
4極 → 120 × 60 ÷ 4 = 1800rpm
6極 → 120 × 60 ÷ 6 = 1200rpm
【かご形と巻線形】
かご形 回転子は鉄心の周りに太い導線がかご形に配置された簡単な構造。
スリップリングやブラシがない
巻線形 固定子側・回転子側ともに巻線。回転子側はスリップリングを通して
外部抵抗と接続する
【すべりが要るわけ】
回転磁界と回転子に速度の差がなければ、回転子に電流が流れない
電流が流れなければ力も出ません。だから必ずわずかに遅れて回ります。ただし、12〜15%も遅れては効率がひどく落ちます。
【界磁と電機子】
界磁 磁界をつくる側
電機子 電流を流して力を受ける側
出典:クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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