潜水作業者の健康管理に関し、誤っているものは次のうちどれか。…

高気圧障害 第30問

潜水作業者の健康管理に関し、誤っているものは次のうちどれか。

正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。 再圧治療は、空気塞栓症を発症したときにも行います。減圧症のときだけのものではありません。 どちらも体内にできた気泡が原因の障害です。再圧すれば気泡は圧縮されて小さくなり、血管の詰まりが解けます。そのうえでゆっくり減圧すれば、気体は血液に溶けた形で排出されます。原因が同じである以上、対処も同じです。 空気塞栓症はむしろ緊急性が高く、脳の血管が詰まっているため一刻も早い再圧が求められます。「行ってはならない」という記述は正反対で、そのとおりにすれば助かる命を失います。 (5)の胃炎について補足します。就業が禁止される疾病は高気圧則第41条に列挙されており、呼吸器系、血液・循環器系、精神神経系、耳、運動器、アレルギー・内分泌系などが対象です。消化器系の疾病は挙げられていません。 就業が禁止される疾病(高気圧則第41条) 次のいずれかにかかっている労働者は、医師が必要と認める期間、 高気圧業務への就業が禁止されます。 1. 減圧症その他高気圧による障害又はその後遺症 2. 肺結核その他呼吸器の結核、急性上気道感染、じん肺、肺気腫 その他呼吸器系の疾病 3. 貧血症、心臓弁膜症、冠状動脈硬化症、高血圧症 その他血液又は循環器系の疾病 4. 精神神経症、アルコール中毒、神経痛その他精神神経系の疾病 5. メニエル氏病又は中耳炎その他耳管狭さくを伴う耳の疾病 6. 関節炎、リウマチスその他運動器の疾病 7. ぜんそく、肥満症、バセドー氏病その他アレルギー性、内分泌系、 物質代謝又は栄養の疾病 並んでいるのは、圧力の変化で悪化するか、水中で意識・平衡を失わせるか、 気泡の発生・排出に関わる系統です。目の疾病は挙げられていません 出典:再圧治療に関する一般的な知見、高気圧作業安全衛生規則 第41条

潜水士 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)

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