潜水作業における酸素分圧の制限に関する次の文中のに入れるAからCの数値の組合せとして、法令上、正しいものは(1)~(5)…
関係法令 第40問
潜水作業における酸素分圧の制限に関する次の文中のに入れるAからCの数値の組合せとして、法令上、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。「潜水作業者が吸入する時点の酸素の分圧は、Aキロパスカル以上Bキロパスカル以下でなければならない。ただし、潜水作業者が溺水しないよう必要な措置を講じて浮上を行わせる場合にあっては、Aキロパスカル以上Cキロパスカル以下とする。」ABC

- (1)18160220
- (2)18160320
- (3)18180360
- (4)20180220
- (5)20200360
正答 (1)
正答は (1)。A=18、B=160、C=220です。
酸素分圧の制限は第15条第1項第1号にあり、第27条によって潜水業務にも準用されます(「作業室及び気こう室における」を「当該潜水作業者が吸入する時点の」と読み替え)。
「酸素 十八キロパスカル以上百六十キロパスカル以下(ただし、…浮上を行わせる場合にあつては、十八キロパスカル以上二百二十キロパスカル以下とする。)」
下限18kPaは酸素欠乏を防ぐための値です。地上の空気の酸素分圧が約21kPaなので、それよりやや低いところが限界という理解でよいです。
上限160kPaは酸素中毒を防ぐための値です。酸素は多すぎても中枢神経に作用してけいれんなどを起こします。ただし浮上時は減圧症を避けるために高濃度酸素を吸わせることがあり、溺水防止の措置を講じたうえでなら220kPaまで許容されます。
下限は例外の場合も18kPaのままで変わらない点に注意してください。緩和されるのは上限だけです。
潜水作業者が吸入する時点のガス分圧(高気圧則第15条、第27条で潜水に準用)
酸素 18kPa以上 160kPa以下
ただし、溺水しないよう必要な措置を講じて浮上を行わせる場合は
18kPa以上 220kPa以下
窒素 400kPa以下
炭酸ガス 0.5kPa以下
ヘリウムには分圧の定めがありません。不活性ガスですが麻酔作用がほとんど
なく、窒素酔いを避けるために深海潜水であえて使われるガスです。
出典:高気圧作業安全衛生規則 第15条第1項、第27条
潜水士 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)

