潜水業務に用いるコンプレッサーに関し、誤っているものは次のうちどれか。…
送気、潜降及び浮上 第12問
潜水業務に用いるコンプレッサーに関し、誤っているものは次のうちどれか。
- (1)コンプレッサーは、原動機で駆動され、ピストンを往復させてシリンダー内の空気を圧縮する構造となっている。
- (2)コンプレッサーには、固定式と移動式があるが、固定式は潜水作業船に設置される場合が多い。
- (3)移動式のコンプレッサーは、空気槽を分離式とすることにより、重量を100kg程度にし、小型・軽量となっている。
- (4)ストレーナーは、コンプレッサーに吸入される外気をろ過し、ゴミなどの侵入を防ぐための装置である。
- (5)大出力化した原動機(主機)を備える潜水作業船は、コンプレッサー専用の原動機(補機)を設置して駆動するものが多い。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
移動式のコンプレッサーは「分離式」ではなく一体型です。コンプレッサー・空気槽・原動機を組み合わせて一つにまとめ、重量100kg程度の小型・軽量に仕上げたものが移動式です。
移動式である以上、現場まで運んですぐ使えることが求められます。空気槽を別に運ばなければならないのでは、移動式にした意味が薄れます。用途から考えれば一体型であることは納得できます。
(1)(2)(4)(5)はいずれも正しい記述です。
潜水業務用コンプレッサーの要点
構造 原動機で駆動し、ピストンを往復させてシリンダー内の空気を圧縮する
固定式 潜水作業船に設置される場合が多い。空気取入口は機関室の外に置く
(機関室内では排気ガスを吸い込むおそれがあるため)
移動式 コンプレッサー・空気槽・原動機を組み合わせた一体型。
重量100kg程度で小型・軽量 …「分離式」は誤り
補機 大出力の主機を備える潜水作業船では、コンプレッサー専用の
原動機(補機)を設置して駆動するものが多い
ストレーナー 吸入する外気をろ過し、ゴミの侵入を防ぐ
予備空気槽 故障などの事故に備えて空気を蓄えておく
圧縮効率 圧力の上昇に伴って低下する …「増加する」は誤り
高圧コンプレッサー スクーバのボンベ充塡用。最高充塡圧力は一般に約20MPa、
約30MPaの機種もある
出典:潜水業務に用いる送気設備の一般的な構造と特性
潜水士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)

