空気をゲージ圧力0.3MPaに加圧したとき、窒素の分圧(絶対圧力)に最も近いものは、次のうちどれか。…
潜水業務 第1問
空気をゲージ圧力0.3MPaに加圧したとき、窒素の分圧(絶対圧力)に最も近いものは、次のうちどれか。
- (1)0.06 MPa
- (2)0.20 MPa
- (3)0.23 MPa
- (4)0.31 MPa
- (5)0.40 MPa
正答 (4)
正答は (4)。約0.31MPaです。
【手順1:絶対圧力に直す】
ゲージ圧力0.3MPa + 大気圧0.1MPa = 0.4MPa(絶対圧力)
【手順2:窒素の分圧を求める】
空気中の窒素は約78%なので
0.4MPa × 0.78 = 0.312MPa ≒ 0.31MPa
この問題の急所は手順1です。ゲージ圧力のまま0.3 × 0.78 = 0.234 と計算すると、選択肢(3)の0.23MPaに引っかかります。分圧は絶対圧力に対する割合なので、必ず大気圧を足してから掛けます。
ちなみに選択肢(2)の0.20MPaは、大気圧を足さずに0.2で概算した値、(5)の0.40MPaは窒素の割合を掛け忘れた値です。どの段階でつまずくとどの選択肢に行き着くかが、きれいに用意されています。
圧力の基本と単位
絶対圧力 = ゲージ圧力 + 大気圧
ゲージ圧力は大気圧を0とした目盛り。
「ゲージ圧力は絶対圧力に大気圧を加えたもの」は逆で誤り
水深と圧力 10mごとに約0.1MPa(約1気圧)増える
水深10m … 絶対2気圧、水深15m … 絶対2.5気圧、水深20m … 絶対3気圧
単位の換算
1Pa = 1N/m²
1kPa = 10hPa
1bar = 0.1MPa = 100kPa
1atm = 101325Pa ≒ 0.1MPa
1kgf/cm² = 98.0665kPa …「1kPa=98.0665kgf/cm²」は逆で誤り
法則
ボイルの法則 温度一定のとき P × V = 一定
シャルルの法則 圧力一定のとき V ÷ T = 一定(Tは絶対温度)
パスカルの原理 密閉容器内の静止流体に加えた圧力は、
あらゆる方向に等しく伝わる。
「その圧力の方向にだけ伝達される」は誤り
出典:分圧の計算
潜水士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)

