一次救命処置に関し、誤っているものは次のうちどれか。…

高気圧障害 第30問

一次救命処置に関し、誤っているものは次のうちどれか。

正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。 呼吸の確認にかける時間は「約10秒」です。約1分間ではありません。 心停止から時間がたつほど救命率は下がります。目安として、何もしなければ1分ごとに約10%ずつ下がっていきます。呼吸の確認に1分もかければ、その間に助かる見込みが大きく削られます。 迷ったら心停止とみなして胸骨圧迫を始める、というのが現在の考え方です。心停止でない人に胸骨圧迫をしてしまう不利益より、心停止の人に何もしない不利益のほうがはるかに大きいためです。 現在の一次救命処置は、判断に迷う時間を減らす方向で作られています。脈を確認する手順が一般市民向けの手順から外されたのも同じ理由です。脈の有無は熟練者でも判断が難しく、確認しようとして時間を浪費するくらいなら、始めてしまったほうがよいという考え方です。 (1)の「単独で行うことは避ける」も重要です。胸骨圧迫は続けるうちに疲れて質が落ちるため、交代できる人手が要ります。AEDを取りに行く人、救急車を呼ぶ人も必要です。 一次救命処置(BLS)の要点 反応の確認 反応がなければ大声で叫んで応援を呼ぶ。単独で行うことは避ける 呼吸の確認 「約10秒」で判断する。1分間もかけてはいけない 普段どおりの息がない、または判断できない場合は心停止とみなす 死戦期呼吸 しゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸。 心停止直後にみられるもので、正常な呼吸ではない。 これを見たら直ちに胸骨圧迫を始める 胸骨圧迫 胸骨の下半分を、胸が約5cm沈む強さで、 1分間に100〜120回のテンポ。 硬い床の上で行う。柔らかい布団の上では力が逃げて効かない 回復体位 反応はないが普段どおりの呼吸がある場合にとらせ、経過を観察する AED 電気ショックの後、またはショック不要のメッセージが出たときは、 直ちに胸骨圧迫を再開して心肺蘇生を続ける 出典:一次救命処置の標準的な手順

潜水士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)

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