潜水業務従事者に圧力調整器を使用させない潜水方式の場合、大気圧下で送気量が毎分240Lの空気圧縮機を用いて送気するとき、…
関係法令 第33問
潜水業務従事者に圧力調整器を使用させない潜水方式の場合、大気圧下で送気量が毎分240Lの空気圧縮機を用いて送気するとき、法令上、潜水できる最高の水深に最も近いものは、次のうちどれか。
- (1)10 m
- (2)15 m
- (3)20 m
- (4)30 m
- (5)40 m
正答 (4)
正答は (4)。最高30mです。
圧力調整器を使用させない方式では、その水深の圧力下における送気量が毎分60L以上必要です(第28条第1項)。
現地での送気量 = 240 / (D/10 + 1) ≧ 60
→ D/10 + 1 ≦ 4 → D ≦ 30
水深30mは絶対圧4気圧なので、240L ÷ 4 = 60L でちょうど下限です。
この問題で押さえるべきは「大気圧下の送気量」と「その水深での送気量」は別物だということです。ボイルの法則により、深さ10mごとに1気圧ずつ増え、その分だけ体積は圧縮されます。条文がわざわざ「その水深の圧力下における送気量」と書いているのはそのためです。
圧力調整器を使う場合は毎分40L以上でよいので(第28条第2項)、同じ240L/分の圧縮機で水深50mまで対応できます。
出典:高気圧作業安全衛生規則 第28条第1項・第2項
潜水士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)

