潜水士免許に関する次のAからDの記述について、法令上、誤っているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 潜水器を用…
関係法令 第39問
潜水士免許に関する次のAからDの記述について、法令上、誤っているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 潜水器を用い、かつ、空気圧縮機による送気又はボンベからの給気を受けて、水中において行う業務は、免許を受けた者でなければ、就くことができない。B 満20歳に満たない者は、免許を受けることができない。C 故意又は重大な過失により、潜水業務について重大な事故を発生させたときは、免許の取消しの処分を受けることがある。D 免許を受けることができる者は、潜水士免許試験に合格した者に限られる。
- (1)A,B
- (2)A,C
- (3)A,D
- (4)B,D
- (5)C,
正答 (4)
正答は (4)。誤っているのはBとDです。
【B 誤り】満20歳ではなく満18歳です(第53条)。
同じ規則の中に、高圧室内作業主任者免許は満20歳という規定もあり(第48条)、これと混同させる出題です。潜水士は18歳です。
【D 誤り】試験合格者に限られません。
「潜水士免許は、次の者に対し、都道府県労働局長が与えるものとする。一 潜水士免許試験に合格した者 二 その他厚生労働大臣が定める者」(第52条)
第2号があるため「限られる」と言い切ると誤りになります。条文に「その他厚生労働大臣が定める者」という受け皿がある場合、「〜に限る」「〜だけ」という言い切りは疑ってかかるのが定石です。
【A 正しい】潜水業務の定義そのものです。潜水器を用い、かつ空気圧縮機による送気又はボンベからの給気を受けて水中で行う業務が潜水業務で、免許が必要です(第12条、労働安全衛生法施行令第20条第9号)。
【C 正しい】故意又は重大な過失による重大事故は取消しの対象です(安衛法第74条第2項)。
潜水士免許の要点
誰が与える 都道府県労働局長(高気圧則第52条)
受けられる者 ①潜水士免許試験に合格した者
②その他厚生労働大臣が定める者 …「試験合格者に限られる」わけではない
欠格事由 満18歳に満たない者(高気圧則第53条)
必要な業務 潜水業務すべて。水深による例外はない(高気圧則第12条)
取消し・停止 故意又は重大な過失により重大な事故を発生させたとき、
免許証を他人に譲渡・貸与したとき など
(安衛法第74条第2項、安衛則第66条)
再交付・書替 免許証の交付を受けた都道府県労働局長、
又は住所を管轄する都道府県労働局長へ申請(安衛則第67条)
返還 取消しをした都道府県労働局長へ遅滞なく(安衛則第68条)
出典:高気圧作業安全衛生規則 第12条・第52条・第53条
潜水士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)

