潜水業務に使用する装備又は器具に関し、誤っているものは次のうちどれか。…
送気、潜降及び浮上 第20問
潜水業務に使用する装備又は器具に関し、誤っているものは次のうちどれか。
- (1)水中時計には、現在時刻や潜水経過時間を表示するだけでなく、潜水深度の時間的経過の記録が可能なものもある。
- (2)さがり綱(潜降索)は、丈夫で耐候性のある素材で作られたロープで、太さ1~2cm程度のものを使用する。
- (3)全面マスク式潜水用ドライスーツは、ブーツと一体となっており、潜水靴を必要としない。
- (4)スクーバ式潜水で使用するオープンヒルタイプの足ヒレは、爪先だけを差し込み、踵かかとをストラップで固定する方式である。
- (5)ヘルメット式潜水の場合、ヘルメット及び潜水服に重量があり、移動の際に大きな推進力が必要なので、スクーバ式潜水に比べて大きな足ヒレを用いる。潜水 11/21
正答 (5)
正答は (5)。これが誤りです。
ヘルメット式潜水では、そもそも足ヒレを使いません。「スクーバ式に比べて大きな足ヒレを用いる」という前提自体が誤りです。
ヘルメット式は海底に着底して作業する方式です。泳いで移動するのではなく、重い潜水靴を履いて海底を歩きます。推進力を得るための足ヒレは必要ありません。
むしろ逆で、ヘルメットと潜水服の中の空気による大きな浮力を打ち消すために、重量のある潜水靴や腰の重りを使います。泳ぐスクーバ式と、歩くヘルメット式という違いを押さえておけば、この種の選択肢は判断できます。
(1)〜(4)はいずれも正しい記述です。(2)のさがり綱の太さと3mごとのマークは、高気圧則第33条第2項にも関わる内容です。
出典:潜水器具の一般的な構造と用途
潜水士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)

