正面から見た人体の血液循環経路の一部を模式的に表した下の図について、次の記述のうち誤っているものはどれか。体の各組織心臓…

高気圧障害 第22問

正面から見た人体の血液循環経路の一部を模式的に表した下の図について、次の記述のうち誤っているものはどれか。体の各組織心臓肺ACEBDab

設問の図
正答 (1)
正答は (1)。血管Aは肺静脈ではなく肺動脈です。 この図を読むうえでの最大の注意点は、「正面から見た」図だという点です。向かい合った相手の左手が自分から見て右側にあるのと同じで、図の左側が体の右、図の右側が体の左になります。 A 図の左側を通って心臓から肺へ向かう血管。 体の右側なので、右心室から出る肺動脈です。肺静脈ではありません B 図の左側にある心臓の上部 → 体の右側 → 右心房(正しい) C 図の左端で体の各組織から心臓へ戻る太い血管 → 大静脈(正しい) D 図の右側にある心臓の下部 → 体の左側 → 左心室(正しい) E 図の右端で心臓から体の各組織へ向かう血管 → 大動脈。 流れる向きは心臓から下へ、つまり b(正しい) 肺動脈と肺静脈が紛らわしいのは、名前と中身の血液が一致しないためです。肺動脈には二酸化炭素の多い静脈血が流れ、肺静脈には酸素の多い動脈血が流れます。動脈・静脈の区別は「心臓から出るか、心臓へ戻るか」で決まるのであって、血液の性質では決まりません。 血液循環の経路 体の各組織 →(二酸化炭素を受け取る) → 毛細血管 → 静脈 → 大静脈 → 右心房 → 右心室 → 肺動脈 → 肺(ガス交換)→ 肺静脈 → 左心房 → 左心室 → 大動脈 → 体の各組織 全身へ送り出すのは「左心室」から。 「右心室から大動脈」「左心房から大動脈」はどちらも誤り 紛らわしい点 肺動脈 心臓から肺へ向かう。中を流れるのは静脈血(二酸化炭素が多い) 肺静脈 肺から心臓へ戻る。中を流れるのは動脈血(酸素が多い) → 動脈・静脈は「心臓から出るか戻るか」で決まる。血液の性質ではない 冠動脈 大動脈の根元から出て心臓の表面を取り巻き、心筋に酸素と栄養を送る 卵円孔開存 左右の心房の間が通じたままになっている状態。 本来は肺でこし取られるはずの気泡が、静脈側から動脈側へ 直接抜けてしまうため、減圧障害を起こすおそれがある 出典:人体の循環器系に関する一般的な医学的知見

潜水士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)

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