放射線による細胞障害からの回復で正しいのはどれか。…
午前 第68問
放射線による細胞障害からの回復で正しいのはどれか。
- (1)PLD 回復は組織の高酸素時に生じる。
- (2)がん細胞では観察されない現象である。
- (3)低LET 放射線ではPLD 回復がほとんど見られない。
- (4)低LET 放射線では高LET 放射線よりSLD 回復が生じやすい。
- (5)SLD 回復は低線量の分割照射と比較すると高線量の単回照射で生じやすい。
正答 (4)
正答は (4)。低LET 放射線では、高LET 放射線より SLD 回復が生じやすいです。
亜致死損傷(SLD)回復は、1回では細胞を殺さない程度の損傷が、時間をおくと修復される現象です。2回に分けて照射すると、間隔の分だけ生存率が上がることで確かめられます。低LET 放射線(X線・γ線)は修復できる損傷を多く作るので SLD 回復がはっきり見られます。高LET 放射線は修復しにくい複雑な損傷が多く、SLD 回復はほとんど見られません。
【ほかの選択肢】
(1) 潜在的致死損傷(PLD)回復は、照射後に細胞が分裂しにくい条件(低酸素・低栄養・密集した状態など)に置かれたときに生じる。高酸素時ではない。誤り
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(2) がん細胞でも SLD・PLD 回復は見られる。誤り
(3) 低LET 放射線では PLD 回復がみられる。ほとんど見られないのは高LET 放射線。誤り
(5) SLD 回復は分割照射の間に起こる。単回照射より分割照射ではっきり現れる。誤り
出典:2024年(令和6年) 診療放射線技師国家試験 問68(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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