呼吸に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
労働生理 第35問
呼吸に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)呼吸は、胸膜が運動することで胸腔内の圧力を変化させ、肺を受動的に伸縮させることにより行われる。
- (2)肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換は、内呼吸である。
- (3)通常の呼吸の場合の呼気には、酸素が約16%、二酸化炭素が約4%含まれる。
- (4)チェーンストークス呼吸とは、肺機能の低下により呼吸数が増加した状態をいい、喫煙が原因となることが多い。
- (5)身体活動時には、血液中の窒素分圧の上昇により呼吸中枢が刺激され、1回換気量及び呼吸数が増加する。
正答 (3)
正答は (3)。これが正しい記述です。
通常の呼吸の場合、呼気には酸素が約16%、二酸化炭素が約4%含まれます。
吸う空気は酸素が約21%、二酸化炭素が約0.04%ですから、体の中で酸素が5%分使われ、二酸化炭素が4%分増えて出てくる、ということになります。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 呼吸は、胸膜ではなく呼吸筋(横隔膜、肋間筋)が
胸郭内容積を変えることで行われる
(2) 肺胞と毛細血管の間のガス交換は外呼吸。内呼吸ではない
(4) チェーンストークス呼吸とは、呼吸が徐々に深く大きくなり、
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その後浅くなって一時停止する状態を繰り返すもの。
脳や心臓の重い病気のときに現れる。喫煙が原因ではない
(5) 呼吸中枢を刺激するのは、血液中の二酸化炭素分圧の上昇。
窒素分圧ではない
【外呼吸と内呼吸】
外呼吸 肺胞と毛細血管の間のガス交換
内呼吸 血液と組織細胞の間のガス交換
外は肺、内は組織です。
【肺には筋肉がない】
肺は自分で膨らんだり縮んだりできない
横隔膜と肋間筋が胸郭を広げ、その結果として肺が受け身に膨らみます。胸膜は肺と胸壁を覆う膜で、動かす側ではありません。
【何が呼吸を促すか】
血液中の二酸化炭素分圧の上昇
酸素が減ったからではありません。息を止めていて苦しくなるのも、二酸化炭素がたまるためです。
【チェーンストークス呼吸】
深くなる → 浅くなる → 止まる を繰り返す
重い病気のしるしで、生命の危険を伴います。
【数字】
呼吸数 1分間に16〜20回
1回換気量 約500mL
呼気 酸素約16%、二酸化炭素約4%
出典:第一種衛生管理者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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