空気塊が断熱変化するときの温度変化について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…
航空気象 第2問
空気塊が断熱変化するときの温度変化について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)空気塊が断熱的に上昇して飽和に達する直前までの気温減率を湿潤断熱減率という。(b)飽和した空気塊が断熱的に上昇するときの気温減率を乾燥断熱減率という。(c)湿潤断熱減率が乾燥断熱減率に比べて小さいのは、水蒸気の凝結により放出された潜熱を大気が吸収し空気塊の温度が上昇することによる。(d)湿潤断熱率は空気塊の気温が高いほど逓減率が小さい。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(c)(d)の二つです。
(a)誤り。飽和に達するまでの(未飽和の)空気塊が断熱的に上昇するときの気温減率は、乾燥断熱減率(約9.8℃/km、1,000ftあたり約3℃)です。湿潤断熱減率ではありません。(b)誤り。飽和した空気塊が断熱的に上昇するときの気温減率は、湿潤断熱減率です。(a)と(b)は名前が入れ替わっています。(c)正しい。飽和した空気塊が上昇すると水蒸気が凝結し、そのとき放出される潜熱で空気塊が暖められます。そのため冷え方が小さくなり、湿潤断熱減率は乾燥断熱減率より小さくなります。(d)正しい。気温が高い空気ほど多くの水蒸気を含めるので、上昇するときに凝結する量と放出される潜熱が多くなり、湿潤断熱減率は小さくなります。暖かい地上付近では乾燥断熱減率の半分程度になることもあり、気温の低い上空では乾燥断熱減率に近づきます。
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【二つの減率】
乾燥断熱減率 未飽和の空気塊 約9.8℃/km(一定)
湿潤断熱減率 飽和した空気塊 気温によって変わり、いつも乾燥断熱減率より小さい
出典:令和元年9月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問2(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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