水平定常飛行時の失速速度96ktの飛行機がバンク角30度で定常旋回をしている。このときの失速速度に近いものはどれか。ただ…
航空工学(飛行機) 第10問
水平定常飛行時の失速速度96ktの飛行機がバンク角30度で定常旋回をしている。このときの失速速度に近いものはどれか。ただしsin30°の平方根を0.71、cos30°の平方根を0.93、tan30°の平方根を0.76とする。
- (1)103kt
- (2)116kt
- (3)126kt
- (4)135kt
正答 (1)
正答は (1)。約103ktです。
【旋回中の失速速度】
定常旋回では、高度を保つために揚力を水平飛行の1/cosθ倍(荷重倍数 n=1/cosθ)にする必要があります。失速速度は荷重倍数の平方根に比例して大きくなるので、
Vs(旋回) = Vs × √(1/cosθ) = Vs ÷ √cosθ
= 96 ÷ √cos30°
= 96 ÷ 0.93(問題文の値)
≒ 103.2kt
となり、103ktが最も近い値です。
【ほかの選択肢】
(2) 116kt は上の式で求めた値と合いません 誤り
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(3) 96 ÷ 0.76 ≒ 126kt は、cos の代わりに tan30°の平方根を使った値です 誤り
(4) 96 ÷ 0.71 ≒ 135kt は、sin30°の平方根を使った値です 誤り
【目安】
30° √n ≒ 1.07(約7%増)
45° √n ≒ 1.19(約19%増)
60° √n ≒ 1.41(約41%増)
バンク角が大きいほど、失速速度は急に大きくなります。
出典:令和2年1月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(飛行機) 問10(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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