地球の大気に含まれる水蒸気について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

航空気象 第1問

地球の大気に含まれる水蒸気について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)大気中の水蒸気の約半分は対流圏に存在する。(b)水蒸気は気体状態の水であり、目で確認できる物質なので視程障害現象をもたらす。(c)大気が含み得る最大の水蒸気量は気温によって決まっており、気温が上がると小さくなる。(d)大気中の水蒸気が少ない(日本では冬)よく晴れた夜間の風の弱いとき、陸地で放射により地表付近の温度が著しく低下することがある。

正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(d)の一つだけです。 (a)誤り。大気中の水蒸気は、そのほとんどが対流圏にあり、しかも地表に近い下層に多く集まっています。「約半分が対流圏に存在する」は誤りです。(b)誤り。水蒸気は気体の水で、無色透明なので目に見えません。視程を悪くするのは、水蒸気が凝結してできた霧や雲、降水などです。(c)誤り。大気が含むことのできる最大の水蒸気量(飽和水蒸気量)は気温で決まり、気温が上がると「大きく」なります。暖かい空気ほど多くの水蒸気を含めます。(d)正しい。水蒸気が少なく(日本では冬)よく晴れて風の弱い夜は、地表から宇宙へ向かう赤外線の放射が水蒸気や雲にさえぎられにくいので、陸地では放射冷却で地表付近の温度が著しく下がることがあります。 【見分け方】 「水蒸気は見えない」「暖かい空気ほど多く含める」が要点です。白く見える湯気や霧は、水蒸気ではなく小さな水滴です。

出典:令和2年3月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問1(国土交通省 公表)出典元ページ

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