マスト・バンピングに関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

航空工学(回転翼) 第15問

マスト・バンピングに関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)全関節型ロータ・システムに起こる現象である。(b)Low-G状態における回復操作として機体が右ロールした場合はサイクリックスティックを左へ操作し正常Gを回復させる。(c)急上昇からの急なレベルオフは、マスト・バンピングの危険性が高まる。(d)ロータ回転数の低下はマスト・バンピングの発生原因にならない。

正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(c)の一つだけです。 マスト・バンピングは、ロータ・ハブ(またはブレードの根元)がロータ・マストに当たる現象で、マストが損傷したり折れたりすることがあります。 (a)誤り。シーソー型(半関節型)ロータ・システムに起こる現象です。全関節型ロータで起こる現象ではありません。(b)誤り。Low-G状態で機体が右へロールし始めたときに、すぐサイクリックを左へ操作すると、推力が小さいままロータだけが傾き、かえってマスト・バンピングを招きます。まずサイクリックをゆっくり後ろへ引いて正常なG(ロータの推力)を回復させ、その後に左サイクリックで水平に戻します。(c)正しい。急上昇からの急なレベル・オフ(機首下げ)は、Low-G状態を作り、マスト・バンピングの危険性を高めます。(d)誤り。ロータ回転数が低いとロータの遠心力が小さくなり、大きなフラッピングを起こしやすくなるので、マスト・バンピングの発生原因の一つになります。
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【起こりやすい状況】 Low-G状態(急な機首下げ操作、急上昇からの急なレベル・オフ) ロータ回転数の低下 大きなサイクリックの操作、横滑り、強い乱気流

出典:令和3年5月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問15(国土交通省 公表)出典元ページ

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