耐空性審査要領における回転翼航空機普通Nに関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中か…
航空工学(回転翼) 第3問
耐空性審査要領における回転翼航空機普通Nに関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)回転翼駆動系統は、発動機が故障した場合に、その発動機を主回転翼及び補助回転翼から自動的に分離する装置を備えなければならない。(b)回転翼駆動系統は、回転翼駆動系統の主滑油系統の圧力が失われた後15分間は、自動回転状態で運転できることを試験により証明しなければならない。(c)1基の発動機に燃料を供給する各燃料タンクについて、燃料残量が少ないことを指示する警報装置は、タンク内の使用可能燃料の量が約20分間になったとき、航空機乗組員に対し警報を与えること。(d)各燃料油量計は、タンク内に残る燃料の量が耐空性審査要領の回転翼航空機普通Nに規定する使用不能量になったとき、水平飛行において使用不能量を正しく示すように較正しなければならない。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(b)の二つです。
(a)正しい。発動機が故障したとき、その発動機を主回転翼と補助回転翼から自動的に切り離す装置(フリーホイール・クラッチ)が必要です。切り離せないと、止まった発動機が抵抗になり、オートローテーションができません。(b)正しい。主滑油系統の圧力が失われた後も、15分間は自動回転状態(オートローテーション)で運転できることを試験で示す必要があります。(c)誤り。燃料の残量の警報は、タンク内の使用可能燃料が約10分間分になったときに与えるものとされています。「約20分間」は誤りです。(d)誤り。燃料油量計は、水平飛行中、タンクに残る燃料が使用不能量に等しくなったとき「零」を示すように較正します。「使用不能量を正しく示す」のではありません。
【考え方】
油量計が零を示したとき、実際には使えない燃料しか残っていない、という設計です。零の表示を「まだ少し余裕がある」と受け取らないことが大切です。
出典:令和4年3月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問3(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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