衛星画像についての記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…
航空気象 第20問
衛星画像についての記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)可視画像は、雲や地表面によって反射された太陽光を観測した画像である。雨を伴うような発達した雲は厚みがあり、太陽光を強く反射するため白く写る。夜間は太陽光の反射がないことから雲は可視画像には写らない。(b)赤外画像は、雲、地表面、大気から放射される赤外線を観測した画像である。放射される赤外線の強さは雲の温度により変化する特性を持っており、温度の低い雲をより白く表現している。ごく低い雲や霧は、温度が高いため地表面や海面とほとんど同じ温度で灰色や黒で表示され、地表面や海面と区別がほとんどできない。(c)赤外画像で、温度の低い雲には、夏の夕立や集中豪雨をもたらす積乱雲のような雲もあれば、晴れた日に上空に薄く現れる巻雲のような雲もある。このため、白く写っている雲が雨をもたらすとは限らない。(d)水蒸気画像は赤外画像の一種で、大気中にある水蒸気と雲からの赤外放射を観測した画像である。雲がないところでも対流圏上・中層にある水蒸気からの放射を観測し、水蒸気の多いところを白く、少ないところを黒く表現し、上空の大気の湿り具合をわかりやすくしている。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (4)
正答は (4)。(a)〜(d)の四つとも正しい記述です。
(a)正しい。可視画像は雲や地表で反射した太陽光を写します。厚い雲ほど強く反射して白く見えます。夜間は反射光がないので雲は写りません。(b)正しい。赤外画像は放射される赤外線の強さ、つまり温度を写し、温度の低いものほど白く表します。下層雲や霧は地表面と温度が近く、区別がつきにくくなります。(c)正しい。赤外画像で白い(冷たい)雲は、雲頂の高い積乱雲のことも、薄い巻雲のこともあります。白いだけでは雨雲とは限らないので、可視画像と組み合わせて判断します。(d)正しい。水蒸気画像は、対流圏の上・中層の水蒸気が多い所を白く、少ない所を黒く表し、雲がない所でも上空の湿り具合や流れがわかります。
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【組み合わせ方】
可視で白く、赤外でも白い → 厚く背の高い雲(積乱雲など)
可視で白く、赤外で灰色 → 下層の厚い雲や霧
可視で薄く、赤外で白い → 上層の薄い雲(巻雲など)
出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問20(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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