転移揚力に関する記述で正しいものはどれか。…
航空工学(回転翼) 第8問
転移揚力に関する記述で正しいものはどれか。
- (1)転移揚力の大きさは対地速度の大きさで決定される。
- (2)転移揚力とは、前進速度の増加に伴うロータ回転面への空気流入量の増加により、誘導速度が減少することによって得られる揚力増加のことをいう。
- (3)対気速度10kt~15kt付近になると、ヘリコプタが右に傾こうとしたり、低周波の振動が発生する
- (4)地面からロータ面までの高さがロータの直径を越えると効果はなくなる。
正答 (2)
正答は (2)。転移揚力は、前進でロータ面に入る空気が増えて誘導速度が減り、ロータの効率が上がって得られる揚力の増加です。
ホバリングでは、ロータ自身が吹き下ろした空気を再び吸い込むため誘導速度が大きく、効率がよくありません。前進速度が増して新しい空気が水平に流れ込むようになると誘導速度が減り、同じパワーでも揚力が増えます。
【ほかの選択肢】
(1) 転移揚力を決めるのはロータ面に対する空気の流れ、つまり対気速度なので 誤り
(3) 低速で右に傾こうとしたり振動が出たりするのは、横流効果の説明とされるので 誤り
(4) ロータ直径ほどの高さで効果がなくなるのは地面効果の説明なので 誤り
【覚え方】
転移揚力は「対気速度」、地面効果は「高さ」で決まります。
出典:令和2年7月期 航空従事者学科試験 自家用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問8(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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