Kさん(80 歳,男性)は,40 歳ごろから職場の健康診査で高血圧と高コレステロール血症(hypercholestero…
発達と老化の理解 第35問
Kさん(80 歳,男性)は,40 歳ごろから職場の健康診査で高血圧と高コレステロール血症(hypercholesterolemia)を指摘されていた。最近,階段を上るときに胸の痛みを感じていたが,しばらく休むと軽快していた。喉の違和感や嚥下痛はない。今朝,朝食後から冷や汗を伴う激しい胸痛が起こり,30 分しても軽快しないので,救急車を呼んだ。Kさんに考えられる状況として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
- (1)喘息(bronchial asthma)
- (2)肺炎(pneumonia)
- (3)脳梗塞(cerebral infarction)
- (4)心筋梗塞(myocardial infarction)
- (5)逆流性食道炎(reflux esophagitis)
正答 (4)
正答は (4)。最も適切なのはこれです。
Kさんには、心筋梗塞を起こしやすい次の手がかりがそろっています。
・40歳ごろから高血圧と高コレステロール血症(動脈硬化の危険因子)
・階段を上るときに胸が痛み、休むと治まる(労作性の狭心症を思わせる症状)
・冷や汗を伴う激しい胸痛が30分しても治まらない
狭心症の痛みは数分から長くても15分程度で治まることが多いのに対し、心筋梗塞では冠動脈が詰まって心筋が壊死するため、激しい痛みが30分以上続き、安静にしても治まりません。すぐに救急車を呼んだ対応は適切です。
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【ほかの選択肢】
(1) 喘息 発作性の呼吸困難、喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒュー)、咳が中心です 誤り
(2) 肺炎 発熱、咳、痰、呼吸困難などが主な症状です。高齢者では症状がはっきりしないこともあります 誤り
(3) 脳梗塞 片側の麻痺やしびれ、ろれつが回らないなどの神経症状が中心です 誤り
(5) 逆流性食道炎 胸やけや呑酸、喉の違和感などが特徴です。Kさんには喉の違和感や嚥下痛はありません 誤り
【関連する知識】
高齢者の心筋梗塞では、典型的な胸痛がなく、息苦しさや吐き気、だるさだけのこともあります。
出典:介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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