原価計算制度に関する次の記述のうち,我が国の「原価計算基準」に照らして正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びな…

管理会計論 管理会計論 問題1

原価計算制度に関する次の記述のうち,我が国の「原価計算基準」に照らして正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.原価計算制度は,財務会計機構と有機的に結びつき常時継続的に行われる計算体系であり,財務諸表の作成(棚卸資産や売上原価等の表示)に必要な情報の提供のみを目的としている。イ.実践規範として設定された「原価計算基準」は,「企業会計原則」の一環を成し,そのうちとくに原価に関して規定したものであるが,必要に応じて,経営の基本計画および予算編成における選択的事項の決定に必要な差額原価や機会原価等の計算についても適用される。ウ.原価計算制度において計算される原価の種類およびこれと財務会計機構との結びつきは,単一ではないが,原価計算制度は大別して,実際原価計算制度と標準原価計算制度とに分類することができる。エ.実際原価計算制度においても,原価管理上必要ある場合には,必要な原価の標準を勘定組織のわく外において設定し,これと実際との差異を分析し,報告することがある。

正答 (6)
正答は (6)。原価計算制度は実際原価計算制度と標準原価計算制度に大別され(ウ)、実際原価計算制度でも勘定外で標準を設けることがあります(エ)。 「原価計算基準」の原価計算制度の考え方の問題です。 【各記述】 ア 誤り。原価計算制度は財務会計機構と有機的に結びついた計算体系ですが、目的は財務諸表の作成だけでなく、原価管理や予算の編成・統制などに必要な原価資料の提供も含みます。「のみ」が誤りです。 イ 誤り。基準が企業会計原則の一環を成すことは正しいですが、差額原価・機会原価などを随時に調査する特殊原価調査は、制度としての原価計算の範囲外とされ、基準には含まれません。
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ウ 正しい。原価の種類と財務会計機構との結びつきは単一ではないが、実際原価計算制度と標準原価計算制度に大別できるとされています。 エ 正しい。実際原価計算制度でも、原価管理上必要があれば、原価の標準を勘定組織のわく外で設定し、実際との差異を分析・報告することがあるとされています。 正しいのはウとエで、(6) です。

出典:2022年(令和4年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題1(金融庁 公表)出典元ページ

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