活動基準原価計算(ABC)および活動基準原価管理(ABM)に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号…

管理会計論 管理会計論 問題15

活動基準原価計算(ABC)および活動基準原価管理(ABM)に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.伝統的な製品原価計算では,操業度を基準に製造間接費を製品に配賦するのに対し,ABC では,機械運転時間などの操業度関連のコスト・ドライバーを用いることはない。イ.ABC では,まず,発生した製造間接費を資源ドライバーによって活動というコスト・プールに割り当てる。次に,各活動に集計された原価を活動ドライバーによって原価計算対象に割り当てる。ウ.ABC では,活動の階層性に注目し,活動を①製品単位レベルの活動,②バッチ・レベルの活動,③製品支援活動,④工場支援活動に区分する。このうち,②バッチ・レベルの活動とは,一回の購入や生産等バッチごとに実施される活動である。エ.ABM によるプロセス改善は,企業活動を顧客の視点から付加価値活動と非付加価値活動に区分する活動分析と,それらの活動量を決定する要因を識別するコスト・ドライバー分析の2 つの分析のみから構成される。

正答 (4)
正答は (4)。ABCは資源ドライバーで活動に、活動ドライバーで原価計算対象に原価を割り当て(イ)、バッチ・レベルの活動はバッチごとに行う活動です(ウ)。 ABC・ABMの仕組みの問題です。 【各記述】 ア 誤り。ABCでも、製品単位レベルの活動には機械運転時間などの操業度関連のドライバーを使います。操業度に関連しないドライバーも併用する点が伝統的な計算との違いです。 イ 正しい。製造間接費を資源ドライバーで活動(コスト・プール)に集め、活動ドライバーで製品などの原価計算対象に割り当てる2段階の手続です。
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ウ 正しい。活動を製品単位・バッチ・製品支援・工場支援の各レベルに分け、バッチ・レベルの活動は1回の購入や生産の段取りなど、バッチごとに行う活動です。 エ 誤り。ABMのプロセス改善は、コスト・ドライバー分析と活動分析に加え、活動の成果を測る業績分析も含めて説明されます。「2つの分析のみ」が誤りです。 正しいのはイとウで、(4) です。

出典:2022年(令和4年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題15(金融庁 公表)出典元ページ

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