公認会計士監査の視点からみたコーポレート・ガバナンスに関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ…

監査論 監査論 問題2

公認会計士監査の視点からみたコーポレート・ガバナンスに関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.会計監査人は会計監査で得た情報を監査役等に伝える必要があるが,監査役等は,会計監査人の監査の方法と結果の相当性を判断する立場にあることから,日常の業務監査等で知り得た情報を会計監査人に伝えることは期待されていない。イ.監査報告書における監査上の主要な検討事項の記載の効果として,監査人と経営者の間のみならず,監査人と財務諸表利用者の間の議論を更に充実させることを通じたコーポレート・ガバナンスの強化が期待されている。ウ.内部監査は法律で義務付けられているものではないが,監査人は,内部監査人と効果的なコミュニケーションを行うことによって,監査人の作業に影響を与える可能性のある情報が監査人に提供される関係が構築される。エ.企業において「ガバナンスに責任を有する者」とは,企業の戦略的方向性と説明責任を果たしているかどうかを監視する責任を有する者又は組織をいい,我が国においては,会社法の機関の設置に応じて,取締役会,監査役若しくは監査役会,監査等委員会又は監査委員会が該当する。

正答 (6)
正答は (6)。内部監査人との効果的なコミュニケーションで情報が得られる関係ができ(ウ)、取締役会・監査役等がガバナンスに責任を有する者に当たります(エ)。 監査人とガバナンスに関わる者の連携の問題です。 【各記述】 ア 誤り。監査役等と会計監査人は相互に連携するもので、監査役等が業務監査などで知った情報を会計監査人に伝えることも期待されています。 イ 誤り。監査上の主要な検討事項(KAM)の記載により期待されるのは、監査人と監査役等の連携の強化や、監査人と経営者の議論の充実を通じたコーポレート・ガバナンスの強化です。財務諸表利用者については、経営者との対話の促進が期待されています。
解説の続きをみる続きを閉じる
ウ 正しい。内部監査は法律上の義務ではありませんが、監査人が内部監査人と効果的にコミュニケーションを行うことで、監査人の作業に影響する情報が提供される関係が築かれます。 エ 正しい。ガバナンスに責任を有する者は、企業の戦略的方向性と説明責任を果たしているかを監視する責任を有する者又は組織で、我が国では機関設計に応じて取締役会、監査役(会)、監査等委員会、監査委員会が当たります。 正しいのはウとエで、(6) です。

出典:2022年(令和4年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題2(金融庁 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「監査論」のほかの問題

  1. 2023年(令和5年)第Ⅰ回 監査論 問題17専門家の業務の利用に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選
  2. 2023年(令和5年)第Ⅱ回 監査論 問題20監査報告に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。
  3. 2024年(令和6年)第Ⅱ回 監査論 問題3公認会計士に求められる職業倫理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な
  4. 2025年(令和7年)第Ⅰ回 監査論 問題6監査業務に係る審査に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選
  5. 2025年(令和7年)第Ⅱ回 監査論 問題9監査業務の審査に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びな
  6. 2022年(令和4年)第Ⅱ回 監査論 問題12一般に公正妥当と認められる監査の基準に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク