会社法監査に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

監査論 監査論 問題6

会社法監査に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.会計監査人設置会社が会計監査人を置く旨の定款の定めを廃止する定款の変更を行った場合,会計監査人を置く必要がなくなるため,株主総会の決議によって会計監査人を解任しなければならない。イ.取締役会設置会社において,会計監査人の監査意見が無限定適正意見で,監査役会又は監査役による会計監査人の監査の方法又は結果を相当でないと認める意見がなく,監査役が特定取締役及び会計監査人に対し監査報告の内容を通知すべき日までに通知をしている場合,定時株主総会での当該計算書類の承認は不要であるが,取締役は,その内容を定時株主総会に報告しなければならない。ウ.会計監査人は,株主総会の決議によって選任及び解任される。株主総会に提出する会計監査人の選任及び解任に関する議案の内容は,監査役会設置会社にあっては,監査役の全員の同意をもって決定される。エ.臨時計算書類及び連結計算書類は,会計監査人の監査を受けなければならない。連結計算書類の監査対象と異なり,臨時計算書類は,貸借対照表と損益計算書のみである。

正答 (5)
正答は (5)。承認特則の要件を満たせば計算書類は報告で足り(イ)、臨時計算書類と連結計算書類は会計監査人の監査を受けます(エ)。 会社法の会計監査人と計算書類の監査の問題です。 【各記述】 ア 誤り。会計監査人を置く旨の定款の定めを廃止する定款変更をすると、会計監査人の任期はその効力が生じた時に満了します(会社法338条3項)。解任の決議は要りません。 イ 正しい。無限定適正意見で、監査役(会)に会計監査人の監査の方法・結果を相当でないとする意見がなく、監査を受けたものとみなされた場合でもないなどの要件を満たせば、総会の承認は不要で、取締役は内容を報告します(439条、会社計算規則135条)。
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ウ 誤り。選任・解任・不再任の議案の内容は、監査役会設置会社では監査役会が決定します(344条1項・3項)。監査役全員の同意が要るのは、監査役による会計監査人の解任です(340条2項)。 エ 正しい。会計監査人設置会社の臨時計算書類と連結計算書類は会計監査人の監査を受けます(441条2項、444条4項)。臨時計算書類は貸借対照表と損益計算書(441条1項)で、連結計算書類は連結株主資本等変動計算書・連結注記表も含みます(計算規則61条)。 正しいのはイとエで、(5) です。

出典:2022年(令和4年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題6(金融庁 公表)出典元ページ

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