守秘義務に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…
監査論 監査論 問題12
守秘義務に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.監査人予定者は,監査契約を締結するか否かにかかわらず,監査契約の締結前に会社や前任監査人から得た情報に対して守秘義務を負うことについて,当該会社と文書で確認しなければならない。イ.監査人は,あらかじめ監査契約書又は監査約款に,監査人の交代における監査業務の引継に当たって守秘義務が解除されることを明記しておかなければならない。ウ.公認会計士は,監査契約継続中はもちろん,その終了又は解除後も,業務上知り得た秘密に対して守秘義務を負うが,監査事務所を定年退職した場合には,退職後十年を経過した時点で,守秘義務は解除される。エ.監査人に適用される職業倫理で要求される守秘義務に関する事項は,監査人に限定して要求される事項であるため,監査人が利用する専門家には適用されない。
- (1)アイ
- (2)アウ
- (3)アエ
- (4)イウ
- (5)イエ
- (6)ウエ
正答 (1)
正答は (1)。契約前に得た情報への守秘義務は文書で確認し(ア)、交代時の引継ぎで守秘義務が解除されることを契約書等に明記します(イ)。
監査人の守秘義務の範囲と例外の問題です。
【各記述】
ア 正しい。監査人予定者は、契約を結ぶかどうかにかかわらず、契約前に会社や前任監査人から得た情報について守秘義務を負うことを、会社と文書で確認します。
イ 正しい。監査人の交代で前任監査人が後任監査人に引き継ぐ際に守秘義務が解除されることを、あらかじめ監査契約書又は監査約款に明記しておきます。
ウ 誤り。公認会計士は、正当な理由なく業務上知り得た秘密を漏らしたり盗用したりしてはならず、公認会計士でなくなった後も同様です(公認会計士法27条)。退職後10年で解除されるという定めはありません。
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エ 誤り。監査人が利用する専門家にも、職業倫理上の守秘義務に関する事項が求められます。監査人は専門家にその遵守を求める必要があります。
正しいのはアとイで、(1) です。
出典:2022年(令和4年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題12(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
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