当社は実際単純個別原価計算を採用している。当社においては,材料仕入帳,材料仕訳帳,消費賃金仕訳帳,および売上帳への取引記…

管理会計論 管理会計論 問題1

当社は実際単純個別原価計算を採用している。当社においては,材料仕入帳,材料仕訳帳,消費賃金仕訳帳,および売上帳への取引記録を,月末に一括して総勘定元帳の各勘定に合計転記している。次のア~エの取引は,当社の6 月中に生じた取引の一部である。証ひょう・帳簿欄の中に,それぞれの取引を記入すべき帳簿(補助簿を含む)ではないものや,記入する金額を計算ないし立証するための証ひょうではないものを含む取引が二つある。その記号の組合せとして最も適切なものの番号を一つ選びなさい。(5 点)日付 取引 証ひょう・帳簿ア 6 日 主要材料900 kg を予定消費価格3,600 円にて出庫し,製造指図書No.1001 の製造に着手した。また,補助材料50 リットルを出庫した。 材料倉出請求書(出庫票),材料仕訳帳,材料元帳(材料受払カード),原価元帳,製造間接費元帳イ 12 日 6 月10 日に掛で仕入れた買入部品のうち200 個が不良品と判明したため,納入業者のA社に返品した(購入単価2,400 円)。 返品発送指図書,材料仕入帳,材料元帳(材料受払カード),材料倉出請求書(出庫票),買掛金元帳ウ 20 日 製造指図書No.1102 が完成したので,注文主Bに引き渡した。なお,代金の回収は月末とした。 完成報告書,売上伝票,売上帳,原価元帳,製品元帳(製品受払カード),売掛金元帳エ 26 日 本日,直接工は製造指図書No.1011 の加工に6 時間,No.1015 の加工に4 時間の作業を行った。このほかに,間接作業時間に1 時間,手待時間に1.5 時間を要した。なお,直接工の予定消費賃率は3,000 円/時間を適用している。 作業時間票,作業時間報告書,出勤票,給与支給帳,消費賃金仕訳帳,原価元帳,製造間接費元帳

正答 (5)
正答は (5)。返品に出庫票(材料倉出請求書)は使わず(イ)、直接工の消費賃金の計算に給与支給帳は使いません(エ)。 取引ごとに、記入する帳簿と、金額の根拠になる証ひょうが合っているかを確かめます。 【各取引】 ア 適切。出庫票で出庫し、材料仕訳帳・材料元帳に記入します。主要材料は直接材料費として原価元帳(指図書No.1001)へ、補助材料は製造間接費元帳へ記入します。 イ 不適切なものを含む。仕入先への返品は、返品発送指図書に基づき材料仕入帳・材料元帳・買掛金元帳に記入します。材料倉出請求書(出庫票)は製造のために材料を出庫するときの証ひょうで、返品には使いません。
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ウ 適切。完成報告書で原価元帳を締め切って製品元帳へ受け入れ、引渡しは売上伝票から売上帳・売掛金元帳と製品元帳の払出しに記入します。 エ 不適切なものを含む。消費賃金は予定消費賃率×作業時間で計算するので、作業時間票・作業時間報告書(出勤票で就業時間と照合)から消費賃金仕訳帳・原価元帳・製造間接費元帳へ記入します。給与支給帳は支払賃金の記録で、消費額の計算・立証に使う帳簿ではないと考えられます。 不適切なものを含むのはイとエで、(5) です。

出典:2022年(令和4年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題1(金融庁 公表)出典元ページ

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