原価管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…
管理会計論 管理会計論 問題12
原価管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.原価企画で使用される主要な手法にVE(value engineering,価値工学)がある。既に生産している現行製品を対象としたVE をセカンドルックVE という。この段階でのVE 実施にとどまるならば,大幅な原価低減を実現する可能性は限定される。イ.原価企画は,製品開発の源流に遡って,市場で顧客に受け入れられる品質・規格・信頼性などの実現をはかる総合的な利益管理活動である。原価企画の特徴の一つとして,プロダクト・アウト志向で許容原価を設定する点があげられる。ウ.新製品の目標原価の細分割付けやVE 提案の評価などにみられるように,原価企画の様々な段階において原価見積りを行う必要がある。このような製品開発プロセスにおける原価見積りの仕組みをベンチマーキング(benchmarking)という。エ.原価企画においては,製品開発の節目ごとに,コストレビューやデザインレビューを繰り返しながら目標を着実に実現できるように管理が行われる。この仕組みをマイルストーン管理という。
- (1)アイ
- (2)アウ
- (3)アエ
- (4)イウ
- (5)イエ
- (6)ウエ
正答 (3)
正答は (3)。現行製品のVE(セカンドルック)だけでは原価低減の余地が限られ(ア)、節目ごとのレビューで目標を管理するのがマイルストーン管理です(エ)。
原価企画の手法と特徴を問う問題です。
【各記述】
ア 正しい。原価の大部分は企画・設計の段階で決まるため、生産中の製品を対象とするセカンドルックVEだけでは大幅な原価低減は難しく、開発段階のVEが重視されます。
イ 誤り。原価企画は、市場で受け入れられる価格から目標利益を引いて許容原価を求めるマーケット・イン志向です。プロダクト・アウト志向ではありません。
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ウ 誤り。製品開発の過程で原価を見積もるための仕組み(データベース)はコスト・テーブルです。ベンチマーキングは、優れた他社などと比べて自社の改善に生かす手法です。
エ 正しい。開発の節目ごとにコストレビューやデザインレビューを行い、目標の達成状況を確かめて管理する仕組みをマイルストーン管理といいます。
正しいのはアとエで、(3) です。
出典:2022年(令和4年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題12(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
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