監査基準の改訂に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

監査論 監査論 問題11

監査基準の改訂に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.平成14 年改訂では,企業活動の国際化・多角化及び連結対象会社の増加による監査範囲の拡大に伴い,他の監査人の監査の結果を利用する範囲も拡大することから,他の監査人を利用した場合には,その旨を監査報告書に記載することとした。イ.平成17 年改訂では,特別な検討を必要とするリスクが財務諸表に重要な虚偽の表示をもたらしていないかどうかを確かめるため,実証手続の実施及び必要に応じて内部統制の整備状況の調査や運用状況の評価を求めることとした。ウ.平成26 年改訂では,監査の目的に準拠性に関する意見表明が加わった。この準拠性に関する意見には,適正性に関する意見と同様に,財務諸表に重要な虚偽の表示がないことの合理的な保証を得たとの監査人の判断が含まれる。エ.平成30 年改訂では,監査の透明性を向上させ,監査報告書の情報価値を高めるために,「監査上の主要な検討事項」が導入されることとなり,不適正意見及び意見不表明の場合であっても,「監査上の主要な検討事項」を記載することとした。

正答 (4)
正答は (4)。平成17年改訂で特別な検討を必要とするリスクへの対応を求め(イ)、平成26年改訂の準拠性意見も合理的保証に基づきます(ウ)。 監査基準の主な改訂の内容を問う問題です。 【各記述】 ア 誤り。平成14年改訂では、他の監査人の監査の結果を利用しても、財務諸表全体の意見に責任を負うのは主たる監査人であることから、他の監査人を利用した旨は監査報告書に記載しない扱いとされました。 イ 正しい。平成17年改訂では、特別な検討を必要とするリスクについて、重要な虚偽表示をもたらしていないかを確かめるため、実証手続の実施と、必要に応じて内部統制の整備状況の調査・運用状況の評価を求めました。
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ウ 正しい。平成26年改訂で、特別目的の財務諸表などについて準拠性に関する意見の表明が監査の目的に加わりました。準拠性意見も、重要な虚偽表示がないことの合理的な保証を得たとの判断を含みます。 エ 誤り。平成30年改訂で「監査上の主要な検討事項」が導入されましたが、意見不表明の場合には記載しないこととされています。 正しいのはイとウで、(4) です。

出典:2022年(令和4年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 監査論 問題11(金融庁 公表)出典元ページ

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