社債に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

企業法 企業法 問題16

社債に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.社債の利息の請求権は,これを行使することができる時から10 年間行使しないときは,時効によって消滅する。イ.社債発行会社は,社債券が発行されている社債をその償還の期限前に償還する場合において,これに付された利札が欠けているときは,当該利札に表示される社債の利息の請求権が弁済期にある場合を除き,当該請求権の額を償還額から控除しなければならない。ウ.最高裁判所の判例の趣旨によれば,特段の事情がない限り,社債の利息に利息制限法第1 条が定める利息の制限は適用されない。エ.社債管理者が社債権者のために社債に係る債権の弁済を受けた場合,社債権者の当該社債管理者に対する社債の利息についての支払請求権は,これを行使することができる時から5 年間行使しないときは,時効によって消滅する。

正答 (4)
正答は (4)。期限前償還で利札が欠けていればその利息額を償還額から控除し(イ)、社債の利息に利息制限法は原則適用されません(ウ)。 社債の消滅時効、利札の欠缺、利息制限法の適用、社債管理者に対する請求権を問う問題です。 【各記述】 ア 誤り。社債の利息の請求権の消滅時効は、行使できる時から5年です(701条2項)。10年なのは償還請求権です(同条1項)。 イ 正しい。期限前償還で利札が欠けているときは、その利札の利息の額を償還額から控除します。ただし、その請求権が弁済期にある場合は除きます(700条1項)。
解説の続きをみる続きを閉じる
ウ 正しい。判例は、特段の事情がない限り、社債の利息に利息制限法1条の制限は適用されないとしています。 エ 誤り。社債管理者が弁済を受けた場合の、社債権者の社債管理者に対する償還額・利息の支払請求権は、行使できる時から10年で消滅します(705条2項・3項)。 正しいのはイとウで、(4) です。

出典:2023年(令和5年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 企業法 問題16(金融庁 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「企業法」のほかの問題

  1. 2022年(令和4年)第Ⅰ回 企業法 問題16合資会社の解散に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びな
  2. 2022年(令和4年)第Ⅱ回 企業法 問題19次の金融商品取引法上の書類のうち,有価証券報告書を提出しなければならない会社であって,金
  3. 2024年(令和6年)第Ⅰ回 企業法 問題2商行為に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。な
  4. 2024年(令和6年)第Ⅱ回 企業法 問題5特別支配株主の株式等売渡請求に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番
  5. 2025年(令和7年)第Ⅰ回 企業法 問題8株式会社の機関に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びな
  6. 2025年(令和7年)第Ⅱ回 企業法 問題11取締役会設置会社でない株式会社(以下,「非取締役会設置会社」という。)の取締役に関する次

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク