活動基準原価計算(ABC)および活動基準原価管理(ABM)に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号…

管理会計論 管理会計論 問題13

活動基準原価計算(ABC)および活動基準原価管理(ABM)に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.ABC による製品原価計算では,資源のコストを活動に割り当て,活動のコストを製品に割り当てる。ここで,資源のコストを活動に割り当てる配賦基準のことを資源ドライバーという。イ.ABC は,伝統的原価計算における製造間接費の配賦計算の問題を克服するために導入された。ここでいう製造間接費の配賦計算の問題とは,伝統的原価計算では,製造間接費が,小ロット・少量生産の非標準製品よりも,大ロット・大量生産の標準製品に対して過少に配賦されるという問題である。ウ.ABM において,顧客にとって無駄な非付加価値活動を除去すれば,当該非付加価値活動のために投入された経営資源の原価をすべて削減することができる。エ.ABC では,製品単位レベル活動およびバッチレベル活動に関する原価をできるだけ賦課に近い形で製品群などに割り当てるが,製品支援レベル活動で消費された原価についても,こうした手法を採ることが可能である。

正答 (3)
正答は (3)。資源のコストを活動に割り当てる基準は資源ドライバーで(ア)、製品支援レベルの原価も製品群に直接に近い形で割り当てられます(エ)。 ABC・ABM の基本概念を問う問題です。 【各記述】 ア 正しい。ABC では資源のコストを活動へ、活動のコストを製品へ割り当てます。前者の基準が資源ドライバー、後者が活動ドライバーです。 イ 誤り。伝統的原価計算の問題は逆向きです。操業度に比例する基準で配賦するため、大ロット・大量生産の標準製品に過大に、小ロット・少量生産の非標準製品に過少に配賦されがちです。
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ウ 誤り。非付加価値活動をなくしても、浮いた資源(人員・設備)は未利用のキャパシティとして残ります。資源の供給量を減らすなどの手を打たなければ、原価はすべては減りません。 エ 正しい。製品支援レベル活動の原価(設計変更・製品仕様の管理など)は特定の製品群のために生じるので、その製品群に直接に近い形で割り当てることができます。 正しいのはアとエで、(3) です。

出典:2023年(令和5年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題13(金融庁 公表)出典元ページ

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