当社は,これまで製品Aの製造に必要な部品Xを自社で製造してきたが,次期より部品Xの製造を中止し,代替品である部品Yを外部…

管理会計論 管理会計論 問題14

当社は,これまで製品Aの製造に必要な部品Xを自社で製造してきたが,次期より部品Xの製造を中止し,代替品である部品Yを外部市場から購入するとともに,余剰となった部品Xの生産能力を最適利用して,新たに製品Bを製造販売する案を検討している。次の〔資料〕に基づき,次期にこの案を実施した場合に見込まれる利益の増加額として最も適切なものの番号を一つ選びなさい。(8 点)〔資料〕1.当期は部品Xを2,000 個製造している。部品Xの1 個当たり標準原価は次のとおりである。なお,製造間接費の標準配賦率は機械稼働時間を配賦基準とし,部品Xの製造に関する変動製造間接費は200 円/機械稼働時間,当期の固定製造間接費は1,400,000 円である。標準消費量 標準単価 金額直接材料費 3 kg 350 円/kg 1,050 円直接労務費 1 直接作業時間 1,400 円/時間 1,400 円製造間接費 2 機械稼働時間 550 円/時間 1,100 円2.次期より,部品Yを1 個当たり3,000 円で2,000 個を外部市場から購入する。3.製品Bの予定販売価格は13,500 円/個である。製品Bを1 個製造するのに部品Yが1 個必要であり,これも外部市場から1 個当たり3,000 円で購入する。部品Y以外の製品Bの1 個当たり予定製造原価は次のように見積もられる。なお,製品Bの製造により追加的な固定製造間接費は発生しない。予定消費量 予定単価 金額直接材料費 5 kg 450 円/kg 2,250 円直接労務費 4 直接作業時間 1,400 円/時間 5,600 円変動製造間接費 4 機械稼働時間 200 円/時間 800 円4.部品Xの製造を中止することで,直接作業時間2,000 時間,機械稼働時間4,000 時間分の余剰生産能力が生じる。5.期首・期末の棚卸資産は存在しない。

正答 (1)
正答は (1)。部品Xの変動費の節約5,700,000円から部品Yの購入額6,000,000円を引き、製品Bの貢献利益925,000円を足します。 【製品Bの生産量】 余剰能力 直接作業時間2,000時間÷4時間=500個      機械稼働時間4,000時間÷4時間=1,000個 少ない方の直接作業時間で決まり、500個です。 【差額の計算】 部品Xの製造中止で節約できる変動費  (1,050+1,400+200×2)×2,000個=5,700,000円 部品Yの購入 3,000×2,000個=-6,000,000円
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製品Bの1個当たり貢献利益  13,500-(3,000+2,250+5,600+800)=1,850円 製品Bの貢献利益 1,850×500個=925,000円 利益の増加額 5,700,000-6,000,000+925,000=625,000円 固定製造間接費1,400,000円は、案を実施しても変わらないので計算に入れません。直接作業時間は部品Xで使っていた2,000時間をそのまま製品Bに使うので、労務費を固定費とみても結果は同じです。

出典:2023年(令和5年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題14(金融庁 公表)出典元ページ

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